大学ICT推進協議会 2020年度 年次大会

  • 2020年12月9日(水)~11日(金)
  • オンライン開催

ご挨拶 2020

年次大会開催にあたって

 

 

 

一般社団法人 大学ICT推進協議会 会長

深澤 良彰

 

 大学ICT推進協議会(AXIES)2019年度年次大会の開催に当たり、ご挨拶をさせていただきます。
 
 現代の教育機関を考えてみますと、その情報交換の基礎をなす情報基盤に対して、教育支援システム、研究支援システム、事務支援システム、図書館システムなど多くのシステムが結合され、これらのシステムなしには、教育機関は成立しないと言っても言い過ぎではありません。また、これらからの情報をもとにした経営支援システム、卒業生システムなど、新たに接続されてくるシステムも数多くあります。しかも、その進歩は大きく、次から次へとシステムの更新に迫られているのが現状となっています。
 
 このような現状に対して、2011年2月、一般社団法人大学ICT推進協議会(AXIES:Academic eXchange for Information Environment and Strategy)が設立されました。AXIESは、高等教育機関および学術研究機関におけるICTを利用した教育・研究・経営等の高度化を図り、我が国の教育、学術研究、文化および産業の発展に寄与することを目的としています。本年12月1日現在で、国公私立大学や共同研究機関など133の大学等が正会員として、また、産業界からは74団体が賛助会員としてご参加いただいています。2018年10月の時点では、正会員110機関、賛助会員62団体であったことからしても、このAXIESが、我が国で高く評価されてきていることが見てとれます。これまで、初代会長安浦寛人先生(九州大学)、二代目会長北野正雄先生(京都大学)と学界の重鎮の先生方が会長を務められてきましたが、2019年5月から、私が会長を引き継がせていただきました。微力ですが、全力を尽くして本協議会の発展のために努力していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 
 第10回年次大会は、2020年12月9日(水)からの3日間、大阪地区で開催する予定でした。しかし、この新型コロナウイルスCOVID-19の蔓延により、対面を主体とした通常の開催を断念せざるを得ませんでした。しかし、我々は、「大学ICT推進協議会」です。ICTをいかに利用していくかを主たる目標としています。これを受け、「大学CIT推進協議会」ならではの年次大会が開催できるのではないかを模索しました。年次大会では、全体会、企画セッション、一般セッション、企業セミナー、展示会、情報交換会など盛りだくさんな内容となっています。これらについてICT技術を利活用して、どのように開催したのかについて、ご期待いただければと思います。
 
 ICTを用いて、高等教育・学術研究機関の教育・研究・経営などの高度化やこれらの改革に携わっておられるCIOなどの法人役員、教員、職員など幅広い皆様にご参加いただき、教育・研究の支援技術についてはもちろんのこと、教育や研究の方法論、大学経営のありかた、ICT技術の安全・安心の確保、政府の関連施策の動向、高等教育機関の社会的役割など、幅広い議論が行われる場となることを祈念しております。
 
 最後に、本年次大会の開催にご尽力いただいている大阪大学を中心とする皆様、および、日頃から本協議会の運営にご支援いただいている関係者の皆様各位に感謝の意を表したいと思います。
 

実行委員長あいさつ

 

 

 

大学ICT推進協議会2020年度年次大会 実行委員長

下條 真司

 

 ようこそ、初のオンライン年次大会へ

 2020年度の年次大会は、新型コロナの影響で、大学ICT推進協議会(AXIES) としては初めてオンラインによる開催となりました。この状況下にも関わらず、数多くの口頭・ポスター発表、オンライン展示、企画セミナーのお申し込みをいただくことができました。発表のお申し込みをいただきましたみなさま、セミナーなどを企画いただきましたみなさま、スポンサーとしてご協力をいただきました各企業のみなさまに、心より御礼申し上げます。また、お忙しい中ご尽力をいただきました実行委員、事務局のみなさま、前年開催に関わる知見をご提供いただきました九州大学関係者さま、そのほか関係されるみなさまに、深く感謝申し上げます。
 
 2020年4月以降、コロナ禍のため大学では対面授業ができない時期が続きました。そのため、今回はリモートワークやオンライン授業、VPNの情報セキュリティに関する内容のセッションが増えています。AXIES会員のみなさまは、このような新たな状況に対応する要としてご活躍、奔走されたことと思います。今回の年次大会は、大学の情報基盤や情報化に関わるみなさまが、コロナ禍での経験や知見を総括し、広く情報交換し交流できる場になるでしょう。
 
 また,今回の全体会では,EDUCAUSEの理事会議長であり、ラトガース大学の上級副学長兼CIOであるMichele Norin先生と、東北大学データ駆動科学・AI教育研究センター長の早川美徳先生に基調講演をお願いすることにしました。Norin先生にはラトガース大学をはじめとする教育機関で、コロナ禍に直面する以前から行われてきた情報技術推進の取組みについてご講演いただきます。早川先生には、大学の教育情報基盤整備や新型コロナ対策としてのオンライン授業化の体験を通じて、デジタル技術によって教育の何を「増幅」すべきかをご講演いただきます。いずれもAXIES関係者にとっては極めて重要な課題であり、今後のICT環境構築に役立てて頂ければと思います.
 
 このAXIES 2020年度年次大会では、皆様が、困難な状況を乗り越え、それを総括し、次のステージに向かっていくことと思います。そのことが教育機関や教育情報関連産業のみなさまの教育・研究や業務にお役に立てれば幸甚です。

 

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