大学ICT推進協議会 2020年度 年次大会

  • 2020年12月9日(水)~11日(金)
  • オンライン開催

全体会 2020

基調講演1

数日で決断、あれから数カ月―高等教育、IT、パンデミック

From Days to Months: Higher Education, IT, and a Pandemic

Michele Norin
Chair, EDUCAUSE Board
Sr. Vice President and Chief Information Officer  Rutgers, the State University of New Jersey

情報技術は、高等教育成功の鍵を握る存在としてその重要性を増しつつありますが、パンデミックによるさまざまな課題に直面している今ほど、それが痛感されたことはありません。ほとんどの教育機関が、リモート学習、リモート授業、リモートワークへの移行という大きな決断を、春休み中のわずか数日の間に下さざるをえませんでした。情報技術の推進を任されたCIO(最高情報責任者)として、今回の基調講演では、ラトガース大学をはじめとする教育機関でこのような事態に直面するかなり以前から行われてきた取組みについてお話しします。変革の実現において、これまで裏方として重要な役割を果たすことの多かったCIOが、今や表舞台で大きな注目を集めています

(Information technology has increasingly become a key component to the success of higher education, but this has never been truer than it is today, as we navigate the challenges of a pandemic.  Most institutions had to pivot very quickly into remote learning, teaching, and working with decisions literally being made within days during spring break.  As a CIO responsible for making sure the technology worked, the focus of my keynote will be to describe the journey at Rutgers University and other institutions, which started long before the current circumstances.  The CIO has often played a critical role in leading change behind the scenes but now we are in full spotlight.)

基調講演2

コロナ禍のオンライン授業からみる教育のデジタル変革

早川 美徳 氏
東北大学データ駆動科学・AI教育研究センター長(教授)

突然の新型コロナ禍で、大学の授業がほぼ全面的にオンライン化を余儀なくされる中、あたかも生物発生における反復説(「個体発生は系統発生を繰り返す」)のように、教育のデジタル化の進化を教職員それぞれが後追いするような献身的な努力を積み重ね、現在に至っています。課題としてまず前景に現れたのは、情報ツールの使用スキルや通信環境、そして教材配信の著作権問題など、教育デジタル化の進化の系統樹で言えばごく根本の部分で、教育DXの目玉と目されるAIや教育ビッグデータ等を活用した高度化や効率化は、多くの組織にとっては、依然として「これから」の話題のように見受けられます。大学の教育情報基盤整備や新型コロナ対策としてのオンライン授業化の体験を通じて、デジタル技術によって教育の何を「増幅」すべきかを考えます。

 

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