大学ICT推進協議会 2018年度 年次大会
年次大会 全体会
日時:2018年11月20日(火)13:30〜16:20
場所:札幌コンベンションセンター 全体会会場(大ホール1/3A)
- 会長挨拶
大学ICT推進協議会 北野正雄 会長(京都大学理事・副学長) - 来賓挨拶
文部科学省高等教育局専門教育課 - 大学ICT推進協議会の概要紹介
大学ICT推進協議会 相原玲二 副会長(広島大学副学長) - 基調講演1「20周年を迎えたEDUCAUSE:来し方行く末」(英語講演:通訳あり)
John O’Brien 氏(EDUCAUSE President & CEO)
講演概要:基調講演では、EDUCAUSE会長John O’BrienとしてEDUCAUSE創設20周年にあたる2018年における、高等教育テクノロジーの決定的な役割について振り返りたい。世界の高等教育機関でITに語られたことのいくつかは20年前と変わっていないかのように聞こえるかもしれない。しかし現在、ITは高等教育機関において、業務効率化から学生の成果に関する調査研究に至るまでその重要な領域で不可欠な役割を担うに至っている。それまで受け継がれてきた有用性に対する思考態度は2018年以降はもはや通用しない。むしろ、高等教育機関は、機関における戦略的組織のなかに、ITの役割と地位を位置づける必要がある。”EDUCAUSE 2018 Top10 IT Issues”やEDUCAUSEのそれ以外の調査を参照しながら、戦略的ITの論拠を明らかにし、戦略的資産としてのITの価値を十全に実現するストラテジーを示したい。“The 20th Anniversary of EDUCAUSE:Looking Back and Looking Forward”
Abstract:In his keynote address, EDUCAUSE president John O’Brien will reflect on the critical role of higher education technology in 2018, the 20th anniversary of the founding of EDUCAUSE. While some of the conversations we have had about IT at colleges and universities around the world may sound the same as they did twenty years ago, he argues that IT now plays an integral part in higher education in crucial areas from operational efficiency to research to student success. The legacy utility mindset will no longer suffice in 2018 and beyond. Instead, colleges and universities must consider the role
and placement of IT in the strategic fabric of the institution. Looking to the EDUCAUSE 2018 Top 10 IT Issues and other EDUCAUSE research, Dr. O’Brien will make the case for strategic IT and suggest strategies for fully realizing the value of IT as the strategic asset it is. - 2017年度年次大会論文賞等表彰
- 基調講演2「AI時代の人材像とその教育」
中島秀之 氏(札幌市立大学理事長・学長)
講演概要:AI技術が実用となり、世の中を変えようとしている。「どうなるか」という不安を抱いている人も多いようだが、AIは道具なので、「どうしたいか」が重要。自分たちがより良い世の中をデザインし、それを実現するための道具としてAIを使うのが良い。そのためにはAIに何ができて何ができないかを知っておく必要がある。AIを道具として使いこなすためのリテラシーが今後の教育の中心になると考えている。様々な専門領域を理解しておく必要はあるが、細かい知識やそのアップデートはAIに任せればよい。従って大学の専門教育も今とは異なったものになろう。 - 2019年度年次大会のご案内
谷口倫一郎 氏(九州大学情報統括本部長補佐・教授)