大学ICT推進協議会 2022年度 年次大会

  • 2022年12月13日(火)~15日(木)
  • 仙台国際センター(ハイブリッド開催)

企画セッション2022

13AM1A 教育研究機関におけるオンラインによる本人確認と認証機能強化の実現に向けて

認証基盤部会(提案責任者:清水 さや子(国立情報学研究所))

日時: 2022/12/13 9:00~10:30

会場: A会場

オーガナイザ

中村 誠(東京大学)

講師・パネリスト・司会者等

講師・パネリスト:
 佐藤 周行(東京大学)
 込山 祐介(国立情報学研究所)
 坂根 栄作(国立情報学研究所)
 清水 さや子(国立情報学研究所)
 鈴木 茂哉(慶應義塾大学)
 鈴木 彦文(信州大学)
 浜本 信州(群馬大学)

司会:
 中村 誠(東京大学)

セッション概要

 大学などの教育研究機関においては、コロナ禍により、アカウントの配布時や、授業や試験などの出席時に行われる本人確認が、オンラインで行われる機会が増えた。今年度より、従来通りの対面による授業形態に戻りつつあるが、一方で、「新しい生活様式」としての本人確認の在り方について様々な工夫も検討されつつある。
 本セッションでは、これらにおける大学等の取り組み事例を参考に、これからの本人確認と認証機能強化に向けて、IAL2(Identity Assurance Level)への対応も含めつつ、ディスカッションを行う。

13AM1B 永続的研究者識別子ORCIDの現状と将来

ORCID部会(提案責任者:森 雅生(東京工業大学))

日時: 2022/12/13 9:00~10:30

会場: B会場

オーガナイザ

森 雅生(東京工業大学)

講師・パネリスト・司会者等

後日発表

セッション概要

 研究者の永続的識別子(PID)の一つであるORCIDは、現在デファクトスタンダートとなりつつあり、学術情報の流通に欠かせないものとなっている。デジタルオブジェクトへのPIDであるDOI、研究リソースのPIDであるRRID、人のPIDであるORCID、さらに研究機関のPIDであるROR(Research Organization Registry)が発足し、これらのIDにより学術情報の流通が促進していくことが期待されている。このパネルディスカッションでは、これらPIDの活用や期待、抱えている問題点などを議論する。

13AM1E クラウドファースト戦略からクラウドネイティブ戦略を見据えた人材育成の展望

クラウド部会(提案責任者:渡邉英伸(広島大学))

日時: 2022/12/13 9:00~10:30

会場: E会場

オーガナイザ

 渡邉英伸(広島大学)

講師・パネリスト・司会者等

パネリスト
 八重樫 理人(香川大学)
 Eddy Taillefer(沖縄科学技術大学院大学)
 渡利 雅之(レッドハット株式会社)
 秋元 禮(グーグル・クラウド・ジャパン合同会社)

モデレーター
 吉田浩(国立情報学研究所)

セッション概要

 これまで大学を含む学術機関では、オンプレミスのシステムをクラウドで動かすことを優先して構築を推し進めてきた。近年はクラウドの導入が進み、多様なユーザ要求に機敏かつ迅速に対応することが求められる中で、クラウドの利活用はクラウド上で優先して動かすクラウドファーストの考え方よりも、クラウドの利点を徹底的に活用する考え方のクラウドネイティブに向かいつつある。一方で、クラウドサービスや便利なツールが乱立する現状があり、クラウドを用いることを前提に特性を活かし最適化できる人材は非常に少ないのが現状である。
 本セッションでは、クラウドを積極的に活用している事例を共有するとともに、今後のクラウド活用人材やセキュリティ人材の育成を組織としてどうすべきかについても考える。

13AM2A 教室の未来像を考える — 次世代型教室、DaaS型PC教室、VR/メタバース演習室

教育技術開発部会(提案責任者:上田 浩(法政大学))

日時: 2022/12/13 10:45~12:15

会場: A会場

オーガナイザ

上田 浩(法政大学)

講師・パネリスト・司会者等

パネリスト
平岡 公英(ソニーマーケティング株式会社)
山田 晃久(株式会社早稲田大学アカデミックソリューション)
丸山 伸(株式会社シー・オー・コンヴ) 
水野 義之(関西外国語大学)

司会
武田 考正(株式会社内田洋行)

セッション概要

 オンライン授業の拡大やデジタル化の流れにより大学の教室が大きく変わろうとしている。
 本セッションでは、新たな教育技術を活用した教室として次世代型教室・DaaS型PC教室・VR/メタバース演習室への取り組みを共有するとともに、今後の教室の在り方について考える。
1.早稲田大学におけるオンライン、対面、収録など多様な授業スタイルに対応した次世代型教室の取り組み
2.従来型PC教室の代替として AVD (Azure Virtual Desktop) を活用する際の課題と解決策
3.関西外国語大学「英語・デジタルコミュニケーション学科」の創設、特にVR/メタバース演習室の取り組み

13AM2B ITベンチマーキング調査事業中間報告

ITベンチマーキング部会(提案責任者:岡田義広(九州大学))

日時: 2022/12/13 10:45~12:15

会場: B会場

オーガナイザ

岡田義広(九州大学)

講師・パネリスト・司会者等

岡田義広(九州大学)
森村吉貴(京都大学)

セッション概要

 AXIESのITベンチマーキング部会は、各大学がICT戦略を進めるための重要な指針となるデータを提供することを目的としています。また、EDUCAUSE Core Data Service(CDS)を参考に日本版CDSを実施したいと考えています。昨年度の当企画セッションで議論した内容を反映した今年度の調査事業の進捗について報告いたします。

13AM2E クラウドネイティブ戦略を見据えたクラウド最適化ソリューション

クラウド部会(提案責任者:渡邉英伸(広島大学))

日時: 2022/12/13 10:45~12:15

会場: E会場

オーガナイザ

渡邉英伸(広島大学)
脇昌弘(ネットアップ合同会社)

講師・パネリスト・司会者等

講師:
 櫻田 武嗣(アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社)
 村上 大河(グーグル・クラウド・ジャパン合同会社)
 神原 豊彦(ネットアップ合同会社)
 加藤 英将(ヴイエムウェア株式会社)
 小野 友和(伊藤忠テクノソリューションズ株式会社)

司会:
 脇 昌弘(ネットアップ合同会社)

セッション概要

 クラウドの導入が著しく増加・定着する昨今、クラウドリソースを最適化するための戦略的な考えと重要性が益々注目されている。クラウドのパフォーマンスを最大化するために、クラウドにかけるコストを分析、自動化、最適化するための「リソース最適化ソリューション」に関心を寄せる企業、大学も世界的に増えてきている。クラウド利用の拡大は、IT担当の増員が追い付かないほど進んでいるため、クラウドリソース最適化を自動化できればクラウドコストも最適化でき、IT部門担当者の業務効率を改善して、より価値の高い業務に取り組むことができるようになる。本セッションでは、最先端のクラウド最適化ソリューションを先進企業からアップデートしてもらうことで、今後急拡大が見込まれる各大学のクラウド運用の最適化を検討するきっかけになればと考えている。

13AM2F 大学の事務用業務システムの現状

実行委員会(提案責任者:山中 敏正(高知大学研究国際部長))

日時: 2022/12/13 10:45~12:15

会場: F会場

オーガナイザ

山中 敏正(高知大学研究国際部長/国立大学法人等情報化連絡協議会会長)

講師・パネリスト・司会者等

①服部 実(名古屋工業大学)
②武田 啓之(香川大学)
 末廣 紀史(香川大学)
 大野 真伯(香川大学)
③藤本 一之(東北大学)
 安孫子 寛樹(東北大学)
 瀬成田 智(東北大学)
 山岸 樹矢(東北大学)
 川上 翔(東北大学)
 鈴木 翔太(東北大学)
 小野﨑 伸久(東北大学)

セッション概要

 国立大学法人等情報化連絡協議会が開催する事務用業務システム改善についての情報化発表会(事例発表会)での優秀な事例発表について,本企画セッションでも発表を行います。また,上記発表会での傾向等についても報告します。

13PM1A Jupyter等の環境を用いたプログラミング教育支援の現状 

オープンソース技術部会(提案責任者:大西淑雅(九州工業大学))

日時: 2022/12/13 13:45~15:15

会場: A会場

オーガナイザ

大西淑雅(九州工業大学)

講師・パネリスト・司会者等

講師:
佐藤重幸・東京大学
政谷好伸・国立情報学研究所
桑田喜隆・室蘭工業大学

セッション概要

 近年,初等・中等教育においてプログラミング教育が開始され,タブレット端末等を用いた実践的な教育が実施されている.また,多くの高等教育機関では,ノートパソコン必携化が浸透しつつあり,学習者が所有する情報デバイスを用いた教育も期待されている.本企画セッションでは,学習者が利用可能な情報環境(キャンパス内のサーバ環境や情報端末を含む)とインターネット上の各種サービスを用いたプログラミング教育支援について議論を行う.3名の講師の方に,プログラミング教育・教育環境の支援に関する話題を提供頂き,セッション参加者と共に議論を深める.なお,最新の情報はオープンソース技術部会のホームページhttps://oss.axies.jp/activity/y2022/kikaku202212a/にてお知らせする.また,公開可能な資料等は,年次大会終了後に提供する予定である。

13PM1E 「理解されない」マニュアルからの脱却 〜ユーザーとのコミュニケーションを向上するマニュアル・ウェブページのつくり方〜 

ユーザーコミュニケーション部会(提案責任者:森村吉貴(京都大学))

日時: 2022/12/13 13:45~15:15

会場: E会場

オーガナイザ

森村吉貴(京都大学)
近堂徹(広島大学)
尾崎拓郎(大阪教育大学)
森本尚之(三重大学)

講師・パネリスト・司会者等

講師1:小野英理・京都大学
講師2:天野由貴・東京工業大学
講師3:谷村昇・立命館大学

セッション概要

 ICTサービスの運用者が、問い合わせやクレームの対応を行う時に「もっとマニュアルやウェブページでの内容を充実させておけば!」と感じる機会は多い。
 ユーザーとのコミュニケーションを行う上では、そもそもの情報提供の時点から理解度を高めることが後々の全ての段階において効果的である。しかし、ICTサービスについてのマニュアルやウェブページを作成するためのノウハウは広く共有されているとは言い難く、担当者個人の知見として蓄積されている場合が多い。
 そこで本セッションでは、ICTサービスの情報提供において要となるマニュアル・ホームページの作成方法・運用方法について、参考となる大学の事例を紹介した上で、聴講者を含めて意見交換を行うパネルディスカッションを行い、理解されやすいマニュアルやウェブページの作成を行う上で有益な知見を共有する。

13PM1F EDUCAUSE 年次カンファレンス 2022 参加報告

国際連携室(提案責任者:梶田将司(京都大学)))

日時: 2022/12/13 13:45~15:15

会場: F会場

オーガナイザ

梶田将司(京都大学)

講師・パネリスト・司会者等

講師:松浦孝紀(沖縄科学技術大学院大学)
講師:梶田将司(京都大学)
講師:山田恒夫(放送大学)
講師:John Augeri(パリデジタル大学)

セッション概要

 国際連携室では,EDUCAUSE 年次カンファレンスにおいて,AXIES レセプションやセミナーを開催し,日本からの参加者に対して EDUCAUSE 首脳陣との意見交換や他国の EDUCAUSE ライクな組織との交流を行ってきた.今年度から開始した EDUCAUSE 年次カンファレンス派遣事業では,ポストコロナ時代を見据えた国際的センスのある後継者を育成しつつ,EDUCAUSE 年次カンファレンスを通じた知見の共有や大学ICT活用推進機関との連携を強めることにより,AXIES の人的ネットワークのグローバル化を推進することを目的としている.今年の EDUCAUSE 年次カンファレンスは,開催地(デンバー)でのオンサイト参加だけでなく,新たな試みとしてオンラインイベントが翌週に開催されることになった.本企画セッションでは,EDUCAUSE 年次カンファレンス 2022 の参加報告を行うとともに,試行期間と位置付けた今年度の活動を振り返る。

13PM2F EDUCAUSE John O’Brien会長と語る大学ICTの将来像

CIO部会(提案責任者:深澤良彰(早稲田大学))

日時: 2022/12/13 15:30~17:00

会場: F会場

オーガナイザ

深澤 良彰(早稲田大学)

講師・パネリスト・司会者等

講師 EDCAUSE John O’Brien会長
(指定討論者:大学CIOなどを想定)

セッション概要

 将来の大学ICTの方向性について,EDUCAUSE John O’Brien会長にご講演をいただくとともに,参加いただく大学ICT関係者との質疑応答を通して議論を深める。

14AM1A BYOD時代の情報教育環境を考える

情報教育部会(提案責任者:和田智仁(鹿屋体育大学))

日時: 2022/12/14 9:00~10:30

会場: A会場

オーガナイザ

喜多 一(京都大学)
和田 智仁(鹿屋体育大学)

講師・パネリスト・司会者等

三島 和宏(東京農工大学)
梶田 将司(京都大学)
東田 学(大阪大学)

セッション概要

 個人が購入した情報機器を教育活動で使用するいわゆるBYOD施策が多くの大学で実施されています.さらに,コロナ禍以降のオンライン授業の普及とそれに伴う学生の学習環境の変化,GIGAスクール構想の開始など,大学の情報教育を取り巻く状況は大きくかわりつつあります.
大学での情報教育,特にアカデミックICTリテラシーに関する内容については,従来はパソコン教室において一斉授業として行っている大学が多数でした.しかし,BYODの導入や授業のオンライン化などが進行する中で,大学のパソコン教室を含め,情報教育環境の再定義が必要となっていると考えられます。
本セッションでは,先進的な大学での取り組み事例や関連するシステムの紹介を行いながら,今後の大学における情報教育環境を議論していきます。

14AM2A 大学でのローカル5Gの現状:導入と性能チューニング 高品質・セキュリティ

ICT部会(提案責任者:村瀬勉(名古屋大学))

日時: 2022/12/14 10:45~12:15

会場: A会場

オーガナイザ

小畑 博靖(広島市立大学)

講師・パネリスト・司会者等

荒川 伸一(大阪大学准教授)
芳賀 敦(東京都公立大学法人 東京都立大学管理部 5G・南大沢まちづくり担当課長)

セッション概要

大学でのローカル5Gの導入が散見されるが、未だ、性能の報告などはほとんどなされておらず、運用実態があまり知られていない。今回は、大阪大学と東京都立大学において導入しつつある研究用ローカル5Gにつて、大阪大学の荒川先生と東京都立大学の芳賀氏に、現状について運用状況や課題などについて語って頂く。
■ローカル5G運用は大学に何をもたらすのか~研究と運用で得られた可能性と課題~
大阪大学大学院情報科学研究科では、ローカル5Gを活用する情報ネットワーク技術、遠隔ロボット制御、自動運転高度化などの実証研究を目的として広大なキャンパスを実証実験の場としてリビングラボ化/スマートキャンパス化すべく4.7GHz 帯の無線局を設置し運用している。
 本講演では、キャンパスの通信インフラの観点から商用5Gとローカル5Gの位置づけを述べ、ローカル5Gの導入経緯や運用により得られた知見を述べる。また、スマートキャンパス化の実現にあたって生じうる運用上の課題も述べる。

■環境構築から2年~ローカル5G環境運用における課題と取組
東京都立大学ではローカル5G環境を2021年1月より運用しており、間もなく構築から2年を迎えようとしている。研究活動や実証実験に広く活用できる環境とするため、28GHz帯及び4.7GHz帯それぞれの電波特性を組み合わせ、南大沢・日野の両キャンパスの広範囲をカバーしているのが特徴である。 東京都が策定した「『未来の東京』戦略」では、南大沢地区は「『スマート東京』先行実施エリア」の一つとして挙げられており、東京都立大学も、ローカル5Gなど最先端の研究環境を整備し、研究支援や産学連携の取組を進めている。 
本講演では、ローカル5G環境の構築及び運用の中で直面してきた様々な課題と対応策について、また今後の機能拡張や活用の方向性などの展望について述べる。

15AM1A ハンズオンパッケージの教材化と授業への活用

ソフトウェアライセンス部会(提案責任者:丹羽量久(長崎大学))

日時: 2022/12/15 9:00~10:30

会場: A会場

オーガナイザ

丹羽 量久(長崎大学)

講師・パネリスト・司会者等

司会者:丹羽 量久(長崎大学)
講 師:
櫻田 武嗣(アマゾン ウェブ サービスジャパン合同会社)
中田 寿穂(日本マイクロソフト株式会社)
シン ジン(Oracle Academy Japan & Korea)

セッション概要

 最近の大学の授業では,教養科目や専門科目に限らず,講義に加えて単元ごとに演習を組み込む形式で授業設計されることが多い。その中で,ICTを活用する演習について考えてみると,教員と学生それぞれに,講義を聴講するのみで構成される科目であれば,必要がなかった次のような付随作業が要求されることがある。
 - 実習の準備としての環境設定
 - バージョンアップに伴う資料改変
 他方,企業で行われるセミナーも近年では無償かつ体験型となるハンズオン形式のものが流行しているようだ。両者ともにソフト等を実際に動作させる形態であり,さらに事前事後の両学習を含めて考慮すると,ハンズオンセミナーを再構成し,大学授業の演習部分として流用した授業設計も考えられる。
 本セッションでは,ハンズオンセミナーを大学の授業に組み込むような相互補完の可能性を探る。

15AM1E 大学における研究データガバナンスを考える

研究データマネジメント部会(提案責任者:松原 茂樹(名古屋大学))

日時: 2022/12/15 9:00~10:30

会場: E会場

オーガナイザ

松原 茂樹(名古屋大学)
船守 美穂(国立情報学研究所)
元木 正和(東北大学)
金子 康樹(慶應義塾大学)
高田 良宏(金沢大学)
甲斐 尚人(大阪大学)

講師・パネリスト・司会者等

講師:
松原 茂樹(名古屋大学)
船守 美穂(国立情報学研究所)
金子 康樹(慶應義塾大学)
甲斐 尚人(大阪大学)
高田 良宏(金沢大学)

司会:
松原 茂樹(名古屋大学)

セッション概要

 研究活動における研究データの役割が増すにつれ、研究データマネジメントを組織的に推進すること、すなわち、研究データガバナンスを確立することが大学の重要な課題となっている。研究データガバナンスを構築するために、単にデータポリシーを策定すればよいというわけではなく、体制、人材、規程、システムなど大学における様々な基盤を整備する必要がある。本企画セッションでは、大学における研究データガバナンスについて、先進的な事例を共有し、その在り方について検討することを目的とする。具体的には、データポリシー、ガイドライン、支援体制、情報基盤、データマネジメントプラン、人材育成、教材等を取り上げ、実践例に関する講演、及び、パネル討論を実施する。

15AM2A 教育コンテンツ共有の課題と将来:OERと授業目的公衆送信補償金制度

学術・教育コンテンツ共有流通部会(CSD)(提案責任者:山田 恒夫(放送大学))

日時: 2022/12/15 10:45~12:15

会場: A会場

オーガナイザ

山田恒夫(放送大学)

講師・パネリスト・司会者等

司会:布施 泉(北海道大学)
講演・パネルディスカッション
 1)OERとは何か:日本における現状(放送大学・山田恒夫)
 2)大学における改正著作権法第35条運用の実際(広島大学・隅谷孝洋)
 3)オンライン授業と大学の将来(京都大学・喜多一

セッション概要

 

 わが国では、教育コンテンツの共有・再利用をめぐって、コロナ禍(COVID-19パンデミック)の少し前から、大きな動きがあった。1つは、ユネスコの「オープン教育資源(OER)に関する勧告」(2019年11月25日第40回ユネスコ総会にて採択)が、2020年11月24 日の閣議決定を経て国会報告され、日本でも社会的に認知されるに至ったこと、もうひとつは、2020年4月施行の改正著作権法により、授業目的公衆送信補償金制度の運用が始まったことである。後者は当初補償金額0円で開始されたが、補償金管理団体のSARTRASを中心に制度整備が進められ、現在では集められた補償金の分配が始まっている。
 コロナ禍において、多くの教育機関や教員がオンライン授業の実施を余儀なくされ、授業記録ビデオやオンライン教材を作成したり利用したりすることも珍しくなくなった。なかには、作成したコンテンツをSNS等で共有し利用するようなケースも増えてきた。本セミナーでは、教員あるいは教育機関がOERとして公開する場合にどのような配慮が必要なのか、一方、教員あるいは教育機関がOERを授業で利用する場合、著作権法第35条適用コンテンツをどう併用すべきか、課題を整理し、将来への展望をうる。

15AM2B 賛助会員がAXIESに期待するもの ~会長と語ろう!~

AXIES会長企画セッション(提案責任者:深澤 良彰(早稲田大学(AXIES会長)))

日時: 2022/12/15 10:45~12:15

会場: B会場

オーガナイザ

深澤 良彰・早稲田大学(AXIES会長)

講師・パネリスト・司会者等

深澤 良彰・早稲田大学(AXIES会長)

セッション概要

 賛助会員がAXIESに期待するものやAXIESが賛助会員に期待するものについて、AXIES会長と賛助会員との情報交換を行う。

15AM2E 大学における研究データの利活用を支える最先端ストレージソリューション

研究データマネジメント部会(提案責任者:松原 茂樹(名古屋大学))

日時: 2022/12/15 10:45~12:15

会場: E会場

オーガナイザ

脇 昌弘(ネットアップ合同会社)
渥美 紀寿(京都大学)

講師・パネリスト・司会者等

講師)
脇 昌弘(ネットアップ合同会社)
渥美 紀寿(京都大学)
神原 豊彦(ネットアップ合同会社)
前川 和也,矢萩 陽一(エクイニクス・ジャパン株式会社)
櫻田 武嗣(アマゾンウェブサービスジャパン合同会社)

司会)
脇 昌弘(ネットアップ合同会社)

セッション概要

 研究活動における研究データの役割が増すにつれ、信頼性のある研究データの適切な管理・利活用促進のため、研究データの管理・利活用を支える環境整備が喫緊の課題となっている。そのベースとなる共有ストレージについては、最新の情報をアップデートする必要がある。このセッションでは、IT部門の運用・管理負担の軽減を視野に入れたマネージドサービスとしての従量課金型のストレージやパブリッククラウドで提供される先進的な技術機能をこれまで以上に迅速かつ有効に利用できるようハイブリッドクラウドやマルチクラウドアーキテクチャを視野に入れたストレージについて賛助企業から最新アップデートの機会を設ける。

15PM1A 高等教育機関におけるICT利活用の現状と展望 〜2020年度調査の分析結果から〜 

ICT利活用調査部会(提案責任者:重田 勝介(北海道大学))

日時: 2022/12/15 13:45~15:15

会場: A会場

オーガナイザ

重田 勝介(北海道大学)

講師・パネリスト・司会者等

重田 勝介(北海道大学)
酒井 博之(京都大学)
辻 靖彦(放送大学)
稲葉 利江子(津田塾大学)
平岡 斉士(熊本大学)
伏木田 稚子(東京都立大学)

セッション概要

 本セッションでは,2020年度に全国の高等教育機関向けに実施したICT利活用調査の分析結果について報告する。本調査では,各大学におけるICT利活用教育に関する組織戦略,実施状況,利点・欠点,支援体制,オンライン授業の実施状況等について調査した。本セッションでは調査結果の分析から、高等教育機関のICT利活用における可能性や課題について議論する。

15PM1B Shedding Light on Shadow:Global Open Source and Open Standards to advance teaching and learning

オープンソース技術部会(提案責任者:大西淑雅(九州工業大学))

日時: 2022/12/15 13:45~15:15

会場: B会場

オーガナイザ

梶田将司(京都大学)

講師・パネリスト・司会者等

Patrick Masson(Apereo Foundation)

セッション概要

オープンソース部会では,Apereo Foundation と大学 ICT 推進協議会との間の覚書に基づき,Apereo Foundation Interim General Manager の Patrick Masson 氏を招へいします.本企画セッションでは,2030年頃のオープンソース利活用を想定し,どのようなベネフィットや機会があり得るのか,また,そのプロセスについて前任の Open Source Initiative での経験や知見に基づいてお話し頂きます.なお,最新の情報はオープンソース技術部会のホームページhttps://oss.axies.jp/activity/y2022/kikaku202212b/にてお知らせします.また,公開可能な資料等は,年次大会終了後に提供する予定です.

 

2022年11月9日現在

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