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シンポジウム「これからの大学の情報教育」(2019年12月14日)

その他

わが国では多くの大学で一般教育として情報教育が行われています.多様な学生を対象に情報に関する幅広い内容を扱うこともあり,授業の企画と実施には大学毎に様々な工夫があります.一方,内閣府総合科学技術・イノベーション会議での議論を受け,数理・データサイエンス・AI教育を全ての大学生・高等専門学校生が履修できるようにする準備が進んでいます.高等学校においても2022年度に必修化される「情報I」にはデータサイエンス・AIの基礎が取り入れられ,合わせて大学入学共通テスト「情報I」の検討も進められています。このシンポジウムではこのような実状や高大連携の動向を踏まえ,これからの大学で一般教育としての情報教育について,何を目標に,どのような内容を扱えばいいのかを討議します.

主催大学ICT推進協議会情報教育部会
情報処理学会一般情報教育委員会
日時2019 年 12 月14日(土)9:00 ~ 15:00
場所福岡国際会議場 5階国際会議室502-503(年次大会A会場)
https://www.marinemesse.or.jp/congress/
参加費無料
参加申し込み,問い合わせ先sig-ed-symp2019[at] axies.jp

本年度のシンポジウムは、大学ICT推進協議会2019年度年次大会と同じ会場にて実施します。
本シンポジウムは無料ですが、年次大会とは別途、お申込みください。
参加申し込みメールには参加者のご所属とお名前のご記入をお願いします。
シンポジウムのみに参加される方は、直接5階会場にお越しください。

シンポジウム「これからの大学の情報教育」プログラム

2019 年 12 月14日(土)

9:00 – 10:30一般情報教育の現状と今後の展開 - GEBOK2017に基づいて –

司会 立田 ルミ(獨協大学)

講演1
「GEBOK2017と一般情報教育の展開」 稲垣 知宏(広島大学)
各種の調査を参考に情報処理学会一般情報教育委員会で策定したGEBOK 2017について紹介し、どのように一般情報教育科目を設計するのか、各種の問題と合わせて議論します。

講演2
「GEBOK2017に基づく授業設計と教科書」 徳野 淳子(福井県立大学)
GEBOK 2017ベースに一般情報教育として何をどのように取り上げていくのか、情報とコミュニケーション、情報倫理を例に、準備している教科書と合わせて議論します。

11:00 – 12:30パネル討論:各大学では一般情報教育をどのように企画、実施、コーディネートしているのか?

司会
中鉢 直宏(帝京大学)
一般情報教育の実施体制について問題提起をし、企画立案と取り纏め、非常勤講師の割合等、各大学の状況を確認の上、パネリストとともに考えたいと思います。

パネリスト
山口 泰 (東京大学)
布施 泉 (北海道大学)
高橋 尚子(國學院大学)
辰己 丈夫(放送大学)

13:30 – 15:00ワークショップ:一般情報教育と AI・データ科学

オーガナイザ
喜多 一(京都大学)
AIやデータ科学の教育の必要性が叫ばれていますが、一般情報教育のなかでこれらの話題を取り上げるとすれば何をどのように取り上げればいいのでしょうか。以下の話題提供者とともに一緒に考えたいと思います。

話題提供者

  • GEBOK 2017 での人工知能とデータ科学
    喜多 一(京都大学)
  • AIと情報倫理
    水野 義之(京都女子大学)
  • 日経ソフトウエアが開発した「機械学習体験ツール」を用いた教育実践
    日経BP

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