イベント

【京都大学様 ワークショップ】「第4回京都大学研究データマネジメントワークショップ」開催のお知らせ(9月19日)

その他

概要

□ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □
第4回京都大学研究データマネジメントワークショップ
〜科学研究費補助金基盤研究(A)キックオフイベント〜

主催: 京都大学学際融合教育研究推進センター葛ユニット
共催: 京都大学学際融合教育研究推進センター
   京都大学学術情報メディアセンター
□ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □

京都大学学際融合教育研究推進センターアカデミックイノベーション・データ
ユニット(通称「葛」ユニット)では、本年度から科研費による支援を受け、
大学における学術研究のライフサイクルに沿った研究データの蓄積・共有・公
開および長期保管を通じて、研究者自らが研究データマネジメントスキルを高
められるとともに、研究データを軸とした研究コミュニティ形成や異分野連携
を可能にするアカデミックデータ・イノベーション成熟度モデルを京都大学を
テストベッドとして開発することになりました。

つきましては、研究データマネジメントに関する最新情勢を踏まえながら、
アカデミックデータ・イノベーション成熟度モデルをどのように開発すべきなの
かを深めるためのキックオフイベントとして第4回京都大学データマネジメン
トワークショップを開催致します。

COVID-19 (新型コロナウイルス感染症) の感染拡大防止のため、今回はオンラ
インで開催します。本科研の成果は、他の大学等にも展開可能なものとしたい
と考えておりますので、京都大学関係者に限らず是非ご参加頂ければ幸いです。

ご参加頂ける場合は、下記要領に従って事前に参加登録をお願い致します。

日時、場所

2020年9月19日土曜日午前11時30分〜午後5時
Zoom によるオンライン会議室

申込方法

下記URLより、事前に参加登録をお願い致します。
https://forms.gle/PqNngfZhqvu6WGjS7

プログラム

■ 開会,基調講演セッション (11時30分〜12時50分)

開会挨拶・基調講演紹介

梶田将司(京都大学情報環境機構IT企画室教授、学術情報メディアセンター教授、
アカデミックイノベーション・データユニット長、科研費基盤研究A研究代表者)

基調講演1 ※同時通訳はございません

“University of California’s Path Towards Data Publishing Adoption:
Dryad as Community Infrastructure”

John Chodacki
Director of the University of California Curation Center at the California Digital Library

Abstract: The current research data landscape is
complex. Researchers often look for solutions that fit in their
workflows and are aligned within their disciplines. However,
traditionally, universities build tools that are outside of
researcher workflows or are focused too heavily on institutional
boundaries. To balance these issues, University of California (UC)
and California Digital Library (CDL) have formally partnered with
Dryad. By working together, Dryad and UC now offer an open and
curated data publishing platform for UC researchers to share and
publish their data. It is part of a larger strategy to balance
researcher and institutional needs and to join an open,
community-owned initiative to support Open Science. The goal for
this session is to introduce attendees to Dryad and to engage with
the Kyoto University community on UC’s strategy of supporting a
diverse data publishing ecosystem.

基調講演2

“アカデミックイノベーションに向けた学術分野の文化比較大調査”

京都大学学際融合教育研究推進センターが2015年から実施しているリサーチ
プロジェクトで,学術分野間の相互理解促進を目的とし、各分野の価値観
(研究感,世界観,評価基準など)、および行動特性(研究スタイル,研究
コミュニティ活動など)を各分野ごとに調査している。本報告では、異分野
連携を加速するためのアカデミックデータ・イノベーション成熟度モデルの
開発を意識しながら、プロジェクトの現状について報告する。

※ 昼食はセッションを聞きながらそれぞれでお願いします。

■ セッション1 「我が国における研究データマネジメントの現状と課題」 (13時00分〜14時00分)
招待講演1

“日本の研究者による研究データマネジメント(RDM)の実践状況:
「研究データ公開と論⽂のオープンアクセスに関する実態調査」から”

池内 有為
文教大学文学部英米語英米文学科専任講師

概要: 科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、政策立案や研究マネジメ
ントの基盤整備に資することを目的として,研究データ公開を中心としたオー
プンサイエンスの実態や課題を把握するためのウェブ質問紙調査を行ってい
る.本講演では、産学官の研究者1,500名あまりから回答を得た2018年調査
の結果を中心に、日本における研究データマネジメントやデータマネジメン
トプラン(DMP)の実践状況と認識について紹介する。

招待講演2

“世界的な研究データ管理の方向性とGakuNin RDMの将来構想”

山地 一禎
国立情報学研究所教授,オープンサイエンス基盤研究センター長

概要: 研究データのライフサイクルをサポートする NII Research Data
Cloud(NII RDC)の中で、GakuNin RDM は研究プロジェクトにおけるデータ
管理を支援する役割を担う。最近では日本の研究費助成機関も研究データ管
理計画(DMP)の提出を求めるようになってきたが、現状のGakuNin RDMは
DMP を作成したり、それに沿ったデータ管理が実現できる機能を備えていな
い。本発表では、世界の研究データ管理システムの動向などを踏まえ、NII
RDCの研究データ管理機能が、どのように進化していくべきかについて議論
する。

■ セッション2 「科研費プロジェクト『葛桜』」 (14時15分〜17時00分)

本セッションでは,科研費プロジェクト『葛桜』の研究計画を紹介するとと
もに、5つの研究分野の方々から研究データマネジメントに関する現状をご紹
介頂くとともに、アカデミックデータ・イノベーション成熟度モデルの開発
を意識しながら、若手研究者の研究データマネジメントスキル向上に向けた
パネルディスカッションを行う。

プロジェクト紹介: 梶田将司(葛ユニット長、科研費研究代表者)
モデレータ: 松井啓之(経営大学院教授、図書館機構副機構長、葛ユニット幹事、科研費研究分担者)
パネラ:
地球物理: 家森俊彦(京都大学理学研究科名誉教授、葛ユニット幹事、科研費研究分担者)
地域研究: 原正一郎(京都大学東南アジア地域研究研究所教授、葛ユニット幹事、科研費研究分担者)
ナノ科学: 青木学聡(名古屋大学情報統括本部情報戦略室教授、葛ユニット幹事、科研費研究分担者)
農林資源: 杉山淳司(京都大学大学院農学研究科森林科学専攻教授、葛ユニット構成員)
生命科学: TBD

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする