協議会について

2012年度(平成24年度)事業報告

2012年度(平成24年度)の事業報告が通常総会で決議されました。

1 総会の開催

  1. 平成24年5月31日に,東京大学山上会館において第2回通常総会を開催した。
  2. 主な決議議題は,次のとおり。
    1. 定款の改正について
    2. 役員の選任について
    3. 平成23年度事業報告について
    4. 平成23年度収支決算について
    5. 平成24年度事業計画について
    6. 平成24年度予算計画について
    7. 2012年度年次大会について

2 年次大会の実施

  1. 名 称  大学ICT推進協議会2012年度 年次大会
  2. 期 日  平成24年12月17日(月)~ 19日(水)
  3. 場 所  神戸国際会議場(神戸市)
  4. 結果の概要
    1. 参加総数:825名(来賓等を含む)
      参加登録者 当日参加者 来賓、全体会講師
      561名 89名 3名 653名

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      ブース数 出展者数
      (2名/ブース)
      出展説明者数
      (2名/ブース)
      展示会関係参加者 43ブース 86名 86名 172名

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    2. 発表件数:130件
      基調講演 企画セッション 出展者セミナー 一般
      口頭発表
      一般
      ポスター発表
      発表件数 2件 14件 16件 75件 23件 130件
    3. 企業展示数:38(31社,6大学(正会員),1協議会)

3 WEB及び会誌による情報発信及び新規会員勧誘の推進

  1. WEB及び会誌による情報発信
    1. 協議会のホームページを構築し,情報発信を開始している。
    2. 会員,部会専用のページを設け,運用を開始した。(平成24年10月)
  2. 新規会員勧誘
    1. 平成24年度当初は,正会員50機関,賛助会員32社であった。
    2. 平成25年4月1日現在で,正会員61機関,賛助会員35社となっている。

4 他組織との連携

EDUCAUSEとの間に,次のような連携を行った。

  1. EDUCAUSE年次大会でのAXEISイベント
    • 日 時  平成24年11月6日(火) 10:00~17:00
    • 場 所  Colorado Convention Center, Meeting Room 712 (EDUCAUSE大会会場内)
    • 参加者  日本からのEDUCAUSE年次大会参加者  25名
  2. 本協議会と同等の機関による国際的な連携枠組み(CHEITA)の検討に参加
    • 日 時  平成24年11月6日(火) 12:00~15:00
    • 参加者  AXIESを代表して 安浦会長が参加
      (日本,米国,カナダ,オーストラリアなどの組織の代表者)

5 部会での活動

  1. 再生PC寄贈プロジェクト(CIO部会)
    • 東日本大震災で被災した中小企業のため,大学等で保有するPCを再生して寄贈するプロジェクトを東北6県商工会議所連合会,日本商工会議所及び日本マイクロソフト社と合同で行った。
    • 平成24年内に約2000台のPC寄贈の申し出が来ており,年度末までに,被災企業からの希望台数(943台)を再生し,被災地企業に寄贈している。
  2. 安否確認システムの共同開発(CIO部会,クラウド部会)
    • 協議会会員での情報システムの共同開発の最初の試みとして,安否確認システムの検討を開始した。
    • 現在,クラウド部会において,会員大学の協力を得ながらシステム設計,開発を進めている。
  3. 「情報倫理デジタルビデオ小品集4」の制作(情報教育部会)
    • 平成24年4月に,放送大学から「情報倫理デジタルビデオ小品集3」の著作権(財産権)の移譲を受け,その続編として,平成24年11月に「情報倫理デジタルビデオ小品集4」を制作した。
    • 制作に当たっては,「情報倫理ビデオ制作タスクフォース」を設け,タスクフォースのメンバー及びその所属大学の協力を得ながら進めた。
    • 平成24年11月1日にビデオが完成し,12月17日の年次大会から販売を開始した。
    • DVDでの販売の他に,大学向けのライセンス販売,生協が販売するPCにプリインストールして販売するなどの方法で販売している。
  4. 年次大会での各種セッションの企画,実施(実行委員会及び各部会)
    ア 実行委員会企画セッション
    タイトル オーガナイザ
    今の情報教育はもう古い!:コンピュータリテラシーから情報リテラシーへ―京都大学の事例― 田中 克己,浅野 泰仁(京都大学)
    高等教育機関におけるソフトウェア著作権につて

    大学で作成されるソフトウェアの著作権について
    本間 高弘(電気通信大学)

    九工大におけるソフトウェア著作権の運用について
    萩原 康幸,中村 邦彦,大橋 健,吉田 隆一(九州工業大学)

    教材の電子化・流通を促進させる著作権対処とシステムへの導入
    今田 智勝(国立情報学研究所),辻 秀典(情報セキュルティ大学院大学),田村 恭祐(国立情報学研究所),副島 義男(大学共同利用機関情報・システム研究機構)

    愛媛大学における著作権への取り組み
    小林 真也,平田 浩一,関根 康男,松本 長彦,竹内 康博,庭崎 隆,松本 八郎(愛媛大学)

    大橋 健(九州工業大学)
    Open Education Resource-世界の動き、日本の取り組み 竹村 治雄(大阪大学)

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    イ 部会企画セッション
    タイトル 部会 オーガナイザ
    大学における情報セキュリティ教育 CIO部会 岡本 哲治,相原 玲二
    (広島大学)
    大学間連携のためのアカデミッククラウド CIO部会 美濃 導彦
    (京都大学)
    「京」コンピュータの見学 CIO部会 藤村 直美
    (九州大学)
    高校の新学習指導要領を見据えての大学の情報教育
    新学習指導要領に基づく小中高校での情報教育
    西野 和典(九州工業大学)
    情報教育部会 西野 和典
    (九州工業大学)
    ―使ってみませんか?新しいビデオ教材 by AXIES―
    情報倫理ビデオパート4のできるまで
    中村 純(広島大学)
    情報教育部会 中村 純
    (広島大学)
    Moodleに求める機能(改善)に関するオープンセッション
    ~情報・意見交換フォーラム~
    オープンソース
    技術部会
    大西 淑雅
    (九州工業大学)
    中野 裕司
    (熊本大学)
    Sakaiを中心とした教育基盤構築の現状と今後の展開 オープンソース
    技術部会
    梶田 将司
    (京都大学)
    常盤 裕司
    (法政大学)
    学術・教育コンテンツの開発・蓄積・利活用に向けた
    先進的アプローチ
    学習・教育コンテンツ共有
    流通部会
    元木 環
    (京都大学)
    重田 勝介
    (東京大学)
    認証連携の「いろは」とケーススタディ 認証連携部会 山地 一禎
    (国立情報学研究所)
    松浦 健二
    (徳島大学)
    伊藤 智博
    (山形大学)
    大学におけるクラウド利用のニーズとシーズ
    日本学・日本研究における国際アクセス環境構築に向けた
    パイロットプロジェクトe-Japanologyについて
    辻澤 隆彦(東京農工大学)
    クラウド部会 棟朝 雅晴
    (北海道大学)
    安否確認システムの共同開発・共同運用における現状と課題 クラウド部会 梶田 将司
    (京都大学)

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  5. 外部機関とのイベント共催による研究会等の開催

    (例)・MOOCsと電子図書館のための国際セミナー(2013年2月24日・25日) など