【CIO部会】（定款第４条第１号，３号）

1. CIO部会会議の開催
   年に2回（通常総会時、年次大会時）開催する。
2. CIO向け講演会やセミナーの実施
   CIO部会会議の際に、国内著名人、EDUCAUSE等の海外関係者によるCIO向け講演会や
   セミナーを実施する。
3. 会員大学の取り組み事例紹介
   年次大会時に開催されるCIO部会会議の際に、会員大学での先端的な取り組み事例を紹介する。
4. CIO部会の在り方に関するタスクフォースの検討結果をもとに、必要に応じて、活性化に向けて活動内容の見直しを図る。

【ITベンチマーキング部会】（定款第４条第１号，３号，６号）

1. EDUCAUSE CDS(Core Data Service)等既存調査事業の調査項目データの共有を図る。
2. すでに導入しているアンケート調査システム(LimeSurvey)の運用を継続する他、Google FormsやMicrosoft Forms等簡便にアンケート調査を実施する方法を検討する。
3. 翻訳した2024年度EDUCAUSE CDS調査項目を基に、本部会の調査項目を精査する。回答データをAXIES加盟大学から収集し、ITベンチマーキング部会で集計分析し、AXIES加盟大学間で共有できる枠組みについてシステムも含めて検討し実施を図る。
4. 年次大会における企画セッションの実施により、③についての実施状況や集計結果を報告する。
5. ITベンチマーキングに係わる講演会等により、ITベンチマーキングの意義について啓発するとともに、③と④の実施結果についても報告する。
6. 引き続き部会員の募集を行う。

【情報教育部会】（定款第４条第２号，３号，５号，６号，７号）

・シンポジウム「これからの大学の情報教育」の開催
　例年、情報処理学会一般情報教育委員会と共催で開催しているシンポジウムについて、年次大会前後の日程で開催する。
・年次大会企画セッション
　情報教育に関するセッションを企画・実施する。
・情報倫理ビデオ関連
　2024年度に発表したVer.9のビデオクリップについて、日本視聴覚教育協会が実施する教育映像コンクール（優秀映像教材選奨）に参加する。また、Ver.9クリップの英語化の字幕付与作業の実施。
・高校「教科情報」実施状況調査（新規）
　大学入試共通テストに情報が導入された直後のタイミングであり、類似する調査も見当たらないため、部会運営委員を中心に調査を実施したい。なお、2003年にも同様の調査を実施しており、これとの比較も行う予定である。
・著作権教育教材の開発（SARTRAS共通目的事業への参画。）
　継続して著作権教育教材の開発（英語化、法改正対応）を行う。

【オープンソース技術部会】（定款第４条第６号，７号）

1. オープンソースソフトウェアの活用に関するユーザコミュニティの形成
2. オープンソースソフトウェアの導入・活用に関するセミナーの開催
3. LMSを中心とした学習支援ツールの利活用に関する情報交換・共有の促進年次大会企画セッションの開催
4. 年次大会企画セッションの開催
5. Apereo Foundationとの連携推進

【学術・教育コンテンツ共有流通部会】（定款第４条第１号，２号，３号，４号，５号，７号）

1. 部会定例会議の開催（年1回）
2. 公開研究会・講演会の開催（年3回程度）
3. 部会内プロジェクト活動の実施
4. 今後の活動計画の策定
5. 部会ホームページの作成・管理。メーリングリストやグループウエアの活用
6. 著作権教育教材の維持管理、普及活動
   普及活動として2024年度からおこなっている教育機関向け著作権出前講習会について、初等中等教育から高等教育への接続が重視されている昨今の状況から、初等中等教育から高等教育機関を対象とする。

【ソフトウェアライセンス部会】（定款第４条第３号，７号）

1. 年次大会で企画セッションを実施
2. ソフトウェアライセンス購入に関するAXIES正会員向け特典の情報公開
3. ソフトウェアメーカーやベンダーとのAXIES正会員向け特典の同意事項の更新と新企画の検討
4. ソフトウェアの利用者(大学等)および提供者(メーカー，ベンダー)への啓発活動，および 双方にメリットがあるライセンス形態の研究開発
5. AXIES年次大会や他主催の展示会における企業への賛助会員勧誘
6. 今後の事業計画策定のための実証実験の検討・実施

【認証基盤部会】（定款第４条第６号，７号）

　2025年度の認証基盤部会の活動として、これまでに引き続き国立情報学研究所の学術認証フェデレーション「学認」等と連携しながら、各大学の認証基盤関係者や大学の認証基盤構築に興味を持つ賛助会員と共同してセミナー・研究会・勉強会などを実施する。6月のNII学術情報基盤オープンフォーラムでの合同企画セッション、12月の年次大会部会企画セッションに加えて、2回程度の研究会・勉強会等を実施することを予定している。

【クラウド部会】（定款第４条第３号，５号，７号）

1. 部会会合の開催
2. AXIES年次大会企画セッションの開催
3. 共催イベント企画セッションの開催
4. ハンズオンセミナーの開催
5. クラウドソリューションカタログの発行・配布
6. クラウド利活用に関する情報収集・共有

【ICT利活用調査部会】（定款第４条第１号，３号，６号）

1. 高等教育機関におけるICTの利活用に関する調査結果の分析
2. 高等教育機関におけるICTの利活用に関する報告書（最終版）の作成
3. AXIES年次大会における実施した調査結果の報告
4. 来年度に実施する調査ならびに事業計画の検討

【教育技術開発部会】（定款第４条第１号，６号，７号）

1. 研究会開催（2回程度）
   　・東京、地方都市で各1回の開催を計画している。
   　・参加者の利便性を考慮してハイブリッド開催を基本とする。
   　・研究会にはテーマを設定し、そのテーマに相応しい者に講演を依頼する。
   　・開催時期は7月と翌年2月を予定している。

2.  

   AXIES年次大会における企画セッションの開催
   　・研究会との接続性を意識した内容で企画セッションを計画する。

3.  

   運営委員会の開催（5回程度）
   　・研究会、年次大会での企画セッションに向けた打合せ（合計3回程度）、研究会、年次大会の企画セッション終了直後に振り返りを行う（合計3回程度）。

【高品質・セキュリティICT部会】（定款第４条第１号，３号，６号）

1. 会員相互間の情報交換のための運営委員会および拡大運営委員会を開催する。
2. 年次大会において、部会セッションを開催する。
3. 上記の活動を通じて、部会会員を拡大する、特に賛助会員（企業）の参加に注力する。また、部会の将来構想についても具体化案も含め引き続き検討する。

【研究データマネジメント部会】（定款第４条第１号，５号，６号）

「大学等における研究データマネジメントの事例の共有と活用」にフォーカスを当てて活動を展開する。
・AXIES2025年次大会での企画セッションの開催
・NII学術情報基盤オープンフォーラム2025での合同セッションの開催
・研究データエコシステムの地域コンソーシアムやJOSSが企画するイベントの共催・協賛
・雑誌「情報の科学と技術」で研究データマネジメント事例報告を掲載
・「国内機関における研究データ管理の取り組み状況調査2024年度」の分析と公表を企画・開催することに加え、2025年度から開始する新たな試みとして、「研究データマネジメント事例報告集2025」の発行と配布
・NII研究データ基盤の導入のための「ストレージソリューション情報」の調査とカタログ提供を推進する。「研究データマネジメント事例報告集2025」では、「情報の科学の技術」に掲載された2024年10月～2025年9月までの事例報告を冊子として取りまとめ、AXIES 2025年次大会等で配布する。「ストレージソリューションカタログ」では、NII研究データ基盤の導入に適合したストレージを調査し、カタログとして取りまとめ提供する。
　上記の活動の推進については、必要に応じて、オープンアクセスリポジトリ推進協会（JPCOAR）、研究データエコシステム構築事業、情報科学技術協会、国立情報学研究所などの組織と協力する。

【ORCID部会】（定款第４条第１号，６号，７号）

　研究者の永続的識別子（PID）の一つであるORCIDは、現在学術情報の流通に欠かせないデファクトスタンダートである。デジタルオブジェクトへのPIDであるDOI、研究リソースのPIDであるRRID、人のPIDであるORCID、さらに研究機関のPIDであるROR（Research Organization Registry）が発足し、これらのIDにより学術情報の流通が促進していくことが期待されている。こうした背景のもと、ORCIDの普及のための啓発活動を進める。
　今年度は以下の2点の取り組みを企画中である。
1. ORCIDをはじめとするPIDコミュニティの醸成
　ORCID他、各種PIDの活用と普及・展開を目的とした広いPIDコミュニティの形成の取り組みについて検討する。
2. ORCIDコンソーシアム・メンバシップ・ミーティング
　コンソーシアム間での交流を活発にし、技術的問題の解決方法について議論する。

【ユーザーコミュニケーション部会】（定款第４条第２号，３号）

　当部会の活動を継続的なものとするため、不定期開催のオンライン勉強会で継続的な情報交換を行う。また、ユーザーサポート及びユーザー向け広報に関する部会セミナーと、AXIES年次大会での企画セッションを開催する。

【情報セキュリティマネジメント研究部会】（定款第４条第１号，６号，７号）

　当研究部会の2025年度の取り組みとして、情報セキュリティマネジメントに関係する研究や国際規格の動向についてのセッションを計画する。加えて、部会活動に関係する文書や映像教材の出力を一般公表も含め検討する。主な活動予定項目を以下に記す：

　1. 国際規格（情報セキュリティ／サービス／事業計画）の統合マネジメントに関する研究発表
　2. 人工知能（AI）マネジメントシステム規格ISO/IEC 42001:2023の概要／認証状況調査
　3. 大学CSIRTマネジメントに関する調査
　4. 情報セキュリティマネジメント部会の活動に関する文書や映像教材の作成出力
　5. 過年度からの継続活動（ISMSコンサルテーション等）

【情報環境部会】（定款第４条第１号，３号，６号，７号）

　エンタープライズ・アーキテクチャ・フレームワークやその組織的な活用について実践知を産学連携により共有するとともに、姉妹組織である米国EDUCAUSE Enterprise, Business, and Technical Architects (ITANA) Community Group や豪州・NZ CAUDIT Higher Education Reference Models Working Group、英国 UCISA Enterprise Architecture Special Interest Group、欧州 EUNIS Enterprise Architecture Special Interest Group が連携して開発を進めている「高等教育機関における参照モデル (Higher Education Reference Models)」の活動に参加し、その開発や活用実践知の共有を行う。
　これらの活動を通じて、大学経営マネジメントとしての情報環境のガバナンス、および、実際の情報環境の整備に貢献する。