協議会について
2024年度(令和6年度)事業報告
2024年度(令和6年度)の事業報告が通常総会で決議されました。
1 総会の開催
- 2024年5月22日に、ハイブリッド(現地会場「早稲田大学西早稲田キャンパス63号館2階第3~5会議室」TV会議システム(Zoomを使用)で、第14回通常総会を開催した。
- 主な議題等は、次のとおり。
- 役員の選任について
- 内部組織規則の改正について
- 2023年度事業報告について
- 2024年度収支決算について
- 2024年度事業計画について
- 2024年度予算計画について
- 2024年度年次大会について
2 年次大会の実施
- 名 称 大学ICT推進協議会2024年度 年次大会
- 期 日 2024年12月10日(火)~12日(木)
- 場 所 奈良県コンベンションセンター
- 結果の概要
- 参加総数:2164名(有料登録:1053名+招待登録1111名)
区 分 正会員 賛助会員 非会員 招待者・講師 展示関係者 早期登録 456 135 117 – – 一般登録 127 50 83 – – 当日受付 27 24 34 171 940 計 1053 1111 横スクロールで閲覧できます。
- 発表件数
基調講演 企画セッション 出展者セミナー ランチョンセミナー 口頭発表 ポスター発表 計 件数 2件 22件 19件 16件 107件 21件 187件 横スクロールで閲覧できます。
- 出展者数:106機関(企業95、正会員11)、121ブース
- 参加総数:2164名(有料登録:1053名+招待登録1111名)
3 WEB及び会誌による情報発信及び新規会員勧誘の推進
1)WEB及び会誌による情報発信- 協議会のホームページでAXIES全体、部会での活動等の情報を発信している。
- 2014年末から、賛助会員等のイベント等について、AXIESのホームページにニュース及びイベントとして掲載している。これに伴い、正会員、希望があれば賛助会員へMLでの案内も行う。
- 正会員大学の公募の掲載とMLでの案内を行っている。
- 部会のイベント、AXIES後援・協賛のイベントについては、役員・主査MLでの案内を行う。
- 2024年度当初は、正会員178機関、賛助会員96社であった。
- 2025年4月1日現在で、正会員190機関、賛助会員107社となっている。
- 2024年2月29日 に、学術情報処理研究が論文誌データベースDOAJに登載された。
- 2024年11月にAXIES論文誌「学術情報処理研究」第28巻を刊行し、J-STAGE に登載した。
投稿数:35件 採録数:26件 - 2024年度より、機関誌「AXIES Trajectory」(年に1度発刊予定)を発刊した。
4 他組織との連携
1)国際連携
- 〇国際連携室の企画で、EDUCAUSE との間に次のような連携を行った。
【 AXIES@EDUCAUSEセミナーの開催 】
・日 時 2024年10 月22 日(火) 18:00~
・場 所 :米国サンアントニオ(Bonham E, 3rd Floor, Grand Hyatt San Antonio River Walk)
・参加者 日本からの参加者:21名 EDUCAUSEからの参加者:4名
・内 容 EDUCAUSE 2024年次カンファレンスの状況について情報交換を行うとともに、日本からの参加の意義や参加までの障壁等について、O’Brien CEO と議論を深めた。また、シカゴ大学 Globus Chief Customer Officerの Vas Vasiliadis 氏を招聘し、Globus データサービスについて講演が行われた。【 EDUCAUSE カンファレンス派遣事業の実施 】
2022年度から継続して、「EDUCAUSE カンファレンス派遣事業」を実施した。この事業は、ポストコロナ時代を見据えた国際的センスのある後継者を育成しつつ、EDUCAUSE カンファレンスを通じた知見の共有や大学 ICT 活用推進機関との連携を強めることにより、AXIES の人的ネットワークのグローバル化を推進することを目的としたものである。応募者のうち1名を採択し、2024年10月に米国サンアントニオにおいて開催されたEDUCAUSEカンファレンスへの派遣を行った。
【 AXIES年次大会における招聘講師のアレンジ 】
AXIES創設以降、1回をのぞき、AXIES年次大会の基調講演者はEDUCAUSEから招聘してきた。
創設時の申し合わせにより、渡航費等滞在にかかるすべての費用(実費)はAXIESが、講演者謝金等はEDUCAUSEが負担することになっている。
例年、前年度のEDUCAUSE年次大会あるいはAXIES年次大会において、AXIES年次大会開催校の代表をまじえて、EDUCAUSE側と意見交換を行い、人選をすすめることになっている。
2024年度はEDUCAUSE President & CEOのDr. John O’Brienに来日いただき、基調講演「AI and the Future of Digital Transformation in Higher Education 」が行われた。
2)国内連携
①後援名義・協賛名義 使用許可、ブース出展等
・教育総合展EDIX(RX Japan株式会社)後援
・関西教育ICT展(一般社団法人日本教育情報化振興会)協賛
②後援名義・協賛名義 使用許可等
・2024TIES シンポジウム(NPO 法人コンソーシアムTIES) 後援
・New Education Expo2024(New Education Expo実行委員会)後援
・研究データエコシステム構築事業シンポジウム2024(国立情報学研究所)後援
・1EdTech Japan Conference2024(一般社団法人日本1EdTech協会)後援
・情報メディア教育研究センターシンポジウム 2025 後援
・小中学校における生成AI活用の最前線(学習分析学会(JASLA))後援
5 協議会所属研究者を委嘱(2014年度秋に最初の委嘱を行い、以降も同様に委嘱している)
政府機関等が補助金等により調査研究等を公募する場合、大学ICT推進協議会として応募することができるように、部会ごとに本協議会を兼務する研究者を委嘱した。
・2024年度の委嘱研究者数 15部会 26名
6 部会等での特徴的な活動
- 2024年度通常総会に合わせ、「香川大学におけるDX推進の取り組み」と題して、CIO向け講演会を開催した。
日 時:2024年5月22日(水)11:15~12:00
場 所:早稲田大学西早稲田キャンパス 63号館2階 第3~5会議室
講 師:八重樫 理人(香川大学 創造工学部創造工学科 教授)
- RX Japan株式会社から、教育総合展(EDIX東京・関西)において特別講演を要請され、特別講演を実施した。
第15回 EDIX東京
日 時:2024年5月9日(木)12:00~13:00
場 所:東京ビッグサイト 西展示棟
講 師:堀越 泉(京都大学 学術情報メディアセンター 助教)日 時:2024年5月10日(金)14:00~15:00
場 所:東京ビッグサイト 西展示棟
講 師:金丸 敏幸(京都大学 国際高等教育員 准教授)第7回 EDIX関西
日 時:2024年10月3日(木)13:30~14:30
場 所:インテックス大阪 6号館
講 師:堀越 泉(京都大学 学術情報メディアセンター 助教)日 時:2024年10月4日(金)14:00~15:00
場 所:インテックス大阪 6号館
講 師:金丸 敏幸(京都大学 国際高等教育員 准教授)EDIXセミナー・オンライン
日 時:2024年11月20日(水)・21(木)※限定配信
場 所:オンライン
講 師:金丸 敏幸(京都大学 国際高等教育員 准教授) - 一般社団法人日本教育情報化振興会から、「第9回関西教育ICT展」において講演を要請され、「AXIES×SARTRAS:すごくわかる著作権教材開発プロジェクト」と題して、パネルディスカッションを実施した。
日 時:2024年7月26日(金)15:00~16:30
場 所:大阪南港ATCホール セミナールームB
コーディネーター:隅谷 孝洋(広島大学情報メディア教育研究センター 教授)
パネリスト:喜多 一(京都大学 国際高等教育院 教授/大学 ICT 推進協議会(AXIES)事務局長 代行))
布施 泉(北海道大学 情報基盤センター 教授/大学 ICT 推進協議会(AXIES)副会長)
天野 由貴(帝京大学 ラーニングテクノロジー開発室 講師) -
2024 年度年次大会に合わせ、EDUCAUSE John O’Brien EDUCAUSE会長を招き、CIO 部会企画セッションを開催した。
日 時:2024年12 月10 日(火)15:00~16:30
場 所:奈良県コンベンションセンター 天平ホール
演 題:Changes and “Hot Topics” for CIOs in 2024 -
2024年度年次大会に合わせ、CIO向け講演会を開催した。
「データ集中時代の研究大学のための充実した研究支援層の構築―英UCLの躍進」
日 時:2024年12月11日(水)10:30~12:00
場 所:奈良県コンベンションセンター 天平ホール・ハイブリッド開催
講 師:Prof. James Hetherington (Director of the UCL Advanced Research Computing Centre)録画上映)
解 説:船守 美穂(国立情報学研究所 情報社会相関研究系 准教授)「マイクロクレデンシャルをめぐる国際動向と高等教育の役割」
日 時:2024年12月11日(水)10:30~12:00
場 所:奈良県コンベンションセンター 天平ホール・ハイブリッド開催
講 師:野田 文香(独立行政法人大学改革支援・学位授与機構 教授) - 例年どおり「大学向けクラウドソリューションカタログ」の編集・配布を行った。
・10社35サービス、「大学向けクラウドソリューション比較表」のほか8件の導入事例、3件のクラウドプロバイダ紹介を掲載
・AXIESホームページからのダウンロードが可能
- ソフトウェアライセンス部会より、AXIES正会員向け特別プログラムの締結
・株式会社セールスフォース・ジャパンAXIES正会員向け特別プログラム
-Slack 教育支援プログラム特別対応
-Tableau AXIES正会員様限定オンサイト Tableau Desktopハンズオンセミナー開催
- SARTRAS共通目的事業の助成を受け、著作権教育教材の印刷配布による著作権教育支援および動画教材の英語化対応を行った。
授業目的公衆送信補償金制度(SARTRAS)共通目的事業2024年度の助成により、先生向け冊子「すごくわかる著作権と授業」(PDF,WEB)の印刷配布を行い、出前講習会を実施した。また、著作権に係るアンケート調査を行い、結果報告をウェブ上で公開した。
学生向け学習教材(動画)「基礎から学ぶ著作権」シリーズは解説フリップの英語化と英語字幕の付与を行い、日英切り替えウェブサイトを公開した。
- 情報倫理デジタルビデオ小品集9の制作
情報倫理ビデオ制作タスクフォースにより情報倫理デジタルビデオ小品集9を制作し、2024年度年次大会からリリースを開始した。
- Slack社との間において、2023 年2 月13 日を注文開始日としてSlack 社との契約(Enterprise Grid プラン)を1 年更新した。
- 2024年度年次大会に合わせ「賛助会員とAXIES会長・理事との意見交換会」を開催した。
- 年次大会での各種セッションの企画、実施(各部会)を行った。