協議会について
2022年度(令和4年度)事業計画
2022年度通常総会に報告された2022年度(令和4年度)の事業計画です。
○ 総会(定款第27条~34条)
2022年5月12日にハイブリッドで開催する。
○ 2022年度年次大会の実施(定款第4条第1,2,3,4,6号)
- 第12回に当たる2022年度年次大会を次のとおり開催する。
会期:2022年12月13日(火)〜15日(木)
会場:仙台国際センター(宮城県) - 基調講演、一般・ポスター発表、出展者セミナー、企業展示等を実施する。
- 参加者数見込み:約900名(現地参加者:600名、オンライン参加者:300名)。
- 2022年度大会実行委員会は、東北大学で構成する。
実行委員長 早川美徳 東北大学データ駆動科学・AI教育研究センター長(東北大学教授)
○ Webおよび会誌による情報発信および新規会員勧誘の推進 (編集・広報委員会)
(定款第4条第1,2,4,6,7号)
- 本協議会の事業活動を報告、また新規会員勧誘を推進するため、Webサイトを活用し随時各種情報の提供を行う。
- Webサイトでは、本協議会の趣旨や年次大会,部会,その他の活動状況を公開し、広報活動を行う。その際、効果的な情報発信の方策を検討し、実施に必要な枠組みを構築する。
- 論文誌・機関誌の発刊に向けて広報活動の体制を強化するとともに、発刊に向けた活動を具体化する。
- ICTそのものまたはICT利活用に関する話題(情報戦略立案、組織改革、セキュリティ、認証基盤、クラウド、オープンソース等)に関するセミナーを実施する。
○ 他組織との連携(定款第4条第6号)
- EDUCAUSEとの交流会を継続するほか、他の海外関連団体との連携に向けた意見交換を実施する。
また、新たに派遣事業を実施し、若手人材育成と報告書による情報共有の充実を図る。 - 国内の関連団体との連携を検討し,可能な場合は意見交換を行う。
- 本協議会と同様の活動を行う他の団体等(民間企業等を含む。)との連携を検討する。
○ 部会の活動(定款第4条各号)
- 各部会における活動内容の活性化を図る。
- 後援イベントである「教育ITソリューションEXPO」や年次大会におけるAXIESのブースに、部会活動の成果物を展示する。
- 各部会の具体的な活動計画は,別紙のとおり。
○ その他(定款第4条各号)
- 情報化に関する調査をふまえ、情報化、情報教育、大学間連携、国際連携、高度情報通信技術人材育成等の推進に関し、意見交換を行う(CIO部会)。2022年度は、各部会の作業に基づき、緊急性の高いものについて提言、意見表明を行う(各部会)。また、緊急度の高いコンテンツについて、その制作体制を構築する。
- 2013年度に実施したアカデミック・クラウドに関する委託調査や2014年度に実施したMOOC等に関する委託調査事業のように、ICTを活用した国内大学の機能活性化のための各種補助金等の受託に向けて活動する。
- 日本の大学に適用できるITベンチマーキングの構築に向けてAXIES全体として取り組む。
- 経営・企画スタッフ、教員や技術・事務職員の人材育成・能力開発を行うため、理事会や年次大会開催時に合わせ、勉強会・チュートリアルを開催する。
- 各部会では、それぞれが所轄する内容において、人材育成・能力開発の具体的ニーズを明確にし、理事会に企画の提案を行うとともに、大学間連携による合同研修の可能性を探る。
○ 将来構想検討ワーキンググループの答申の具体化作業
- 「CIO部会の在り方に関するタスクフォース」で引き続き検討を行うとともに、広報(news letter など)の発行や部会の活性化に向けた取り組みを企画・実施する。
- 事務局体制の整備を継続的に行う。
2022年度の部会の活動
【CIO部会】
- CIO部会の開催
年に2回(通常総会時、年次大会時)開催する。 - CIO向け講演会やセミナーの実施
CIO部会会議の際に、国内著名人、EDUCAUSE等の海外関係者によるCIO向け講演会やセミナーを実施する。 - 会員大学の取り組み事例紹介
年次大会時に開催されるCIO部会会議の際に、会員大学での先端的な取り組み事例を紹介する。 - CIO部会の在り方に関するタスクフォースの検討結果をもとに、必要に応じて、活性化に向けて活動内容の見直しを図る。
【ITベンチマーキング部会】
- EDUCAUSE CDS(Core Data Service)等既存調査事業の調査項目データの共有を図る。
- すでに導入しているアンケート調査システムの運用を継続する。
- EDUCAUSE CDSの調査項目を基に過年度作成した本部会の調査項目案を、ICT活用教育部会等の調査項目と比較し精査する。回答データをAXIES加盟大学から収集し、ITベンチマーキング部会で集計分析し、AXIES加盟大学間で共有できる枠組みについてシステムも含めて検討し実施を図る。
- 年次大会における企画セッションの実施により、③についての実施状況や集計結果を報告する。
- ITベンチマーキングに係わる講演会等により、ITベンチマーキングの意義について啓発するとともに、③と④の実施結果についても報告する。
- 引き続き部会員の募集を行う。
【情報教育部会】
シンポジウム「これからの大学の情報教育(仮称)」の開催
例年、情報処理学会一般情報教育委員会と共催で開催しているシンポジウムについては、今年も年次大会と接続する日程で開催予定である。情報倫理ビデオ関連
2021年度に発表したVer.8のビデオクリップの英語化を実施する。また、ビデオクリップの利用者に提供する問題集の作成を試みる。
【オープンソース技術部会】
- ユーザによる拡張機能・ツール開発の支援
- オープンソースツールの活用と機能連携の推進
- OSS学習管理システム、国際標準規格、次世代教育環境に関連したイベントの開催
- 年次大会企画セッションの開催
- Apereo Foundationとの連携推進
【学術・教育コンテンツ共有流通部会】
- 部会定例会議の開催(年1回)
- 公開研究会・講演会の開催(年3回程度)
- 部会内プロジェクト活動の実施
- 今後の活動計画の策定
- 部会ホームページの作成・管理
【ソフトウェアライセンス部会】
- 年次大会で企画セッションを実施
- ソフトウェアライセンス購入に関するAXIES正会員向け特典の情報公開
- ソフトウェアメーカーやベンダーとのAXIES正会員向け特典の同意事項の更新と新企画の検討
- ソフトウェアの利用者(大学等)および提供者(メーカー,ベンダー)への啓発活動、および双方にメリットがあるライセンス形態の研究開発
- ④に関係したアンケート調査とその集計結果を参考した今後の事業計画の検討
- ④を実現するための実証実験計画の検討
【認証連携部会】
- 年次大会企画セッションの開催
- 大学における認証基盤の現状や、今後の認証基盤に関する議論の継続
- 認証基盤部会の開催
- 他・認証基盤部会企画セッションの開催
- NII/学術認証運営委員会次世代認証連携検討作業部会との連携
- 2023年度主査・副査、運営委員の選定
- Slackによる部会員間のディスカッション
【クラウド部会】
- 2022年度もクラウド活用視点から継続して追求し、大学DXの事例・ソリューションの情報収集と部会内外における情報共有に取り組んでいくことを考えている。
様々な制約や課題がある中で、大学DXのインフラとしてクラウドがどこまで利活用ができるのかを題材の一つとして、様々な大学および賛助会員企業が意見交換できる機会を提供するために、引き続き年2回の企画セッションを開催する予定である。加えて、例年取り組んでいる「クラウドソリューションカタログ」に関して、賛助会員各位のご参画をいただき、2022年度版(pdf版)の発行を目指す。また、クラウド調達・導入における課題の整理・解決策に関しても、最近のクラウドファーストの浸透状況や事例の蓄積をふまえて、再度情報収集・共有を進めたい。
【ICT利活用調査部会】
- 高等教育機関におけるICTの利活用に関する調査結果の分析
- 高等教育機関におけるICTの利活用に関する報告書(詳細版)の作成
- AXIES年次大会における実施した調査の最終報告
- 来年度に実施する調査ならびに事業計画の検討
【教育技術開発部会】
- 研究会開催
- AXIES年次大会における企画セッション開催
- 運営委員会開催
【高品質・セキュリティICT部会】
会員相互間の情報交換のための運営委員会および拡大運営委員会を開催する。
・年次大会において、部会セッションを開催する。
・上記の活動を通じて、部会会員を拡大する、特に賛助会員(企業)の参加に注力する。また、部会の将来構想についても検討する。
【研究データマネジメント部会】
2021年度に引き続き、「学術機関における組織的RDM支援体制の確立」を目標として活動を実施する。具体的には以下の取組を進める。なお、これらの実施に当たっては、国立情報学研究所、オープンアクセスリポジトリ推進協会、研究データ利活用協議会等との協力も検討する。
・2021年度より取り組んでいる、「情報基盤スタッフ向けRDM教材」のとりまとめを進め2022年度の早い時期に公開予定である。
・研究データポリシーを制定した大学での「次の一手」に関する事例を収集・発信するセミナー・ワークショップを企画・開催する。
【ORCID部会】
2022年度は、21 機関によるコンソーシアム活動が実現した。研究DX が、大学や研究機関で推進される中、PID のデファクトとしてのORCID のアピールを進めていく。具体的には、機関が主体的にアカウントホルダーに情報を提供することができるAffiliation Manager の普及と、Research Resource ID とORCID との連携の可能性を検討する、また、AXIES での年次大会等の投稿論文等について、ORCID 活用の検討も進める。
【ユーザーコミュニケーション部会】
当部会の活動を継続的なものとするため、月例のオンライン勉強会で継続的な情報交換を行う。また、ユーザーサポート及びユーザー向け広報に関する部会セミナーと、AXIES年次大会での企画セッションを開催する。