協議会について
2021年度(令和3年度)事業計画
2021年度通常総会に報告された2021年度(令和3年度)の事業計画です。
○ 総会(定款第27条~34条)
2021年5月13日にオンライン(TV会議システム)で開催する。
○ 2021年度年次大会の実施(定款第4条第1,2,3,4,6号)
- 第11回に当たる2021年度年次大会を次のとおり開催する。
会期:2021年12月15日(水)〜17日(金)
会場:幕張メッセ国際会議場(千葉県) - 基調講演、一般・ポスター発表、出展者セミナー、企業展示等を実施する。
- 参加者数見込み:約1000名。
- 2021年度大会実行委員会は、慶應義塾大学で構成する。
実行委員長 中村修 慶應義塾インフォメーションテクノロジーセンター所長(慶應義塾大学教授)
○ Webおよび会誌による情報発信および新規会員勧誘の推進 (編集・広報委員会)
(定款第4条第1,2,4,6,7号)
- EDUCAUSEとの交流会を継続するほか、他の海外関連団体との連携に向けた意見交換を実施する。
- 国内の関連団体との連携を検討し,可能な場合は意見交換を行う。
- 本協議会と同様の活動を行う他の団体等(民間企業等を含む。)との連携を検討する。
○ 他組織との連携(定款第4条第6号)
- EDUCAUSEとの交流会を継続するほか、他の海外関連団体との連携に向けた意見交換を実施する。
- 国内の関連団体との連携を検討し、可能な場合は意見交換を行う。
- 本協議会と同様の活動を行う他の団体等(民間企業等を含む。)との連携を検討する。
○ 部会の活動(定款第4条各号)
- 各部会における活動内容の活性化を図る。
- 後援イベントである「教育ITソリューションEXPO」や年次大会におけるAXIESのブースに、部会活動の成果物を展示する。
- 各部会の具体的な活動計画は,別紙のとおり。
○ その他(定款第4条各号)
- 情報化に関する調査をふまえ,情報化,情報教育,大学間連携,国際連携,高度情報通信技術人材育成等の推進に関し,意見交換を行う(CIO部会)。2021年度は、各部会の作業に基づき、緊急性の高いものについて提言、意見表明を行う(各部会)。また、緊急度の高いコンテンツについて、その制作体制を構築する。
- 2013年度に実施したアカデミック・クラウドに関する委託調査や2014年度に実施したMOOC等に関する委託調査事業のように, ICTを活用した国内大学の機能活性化のための各種補助金等の受託に向けて活動する。
- 日本の大学に適用できるITベンチマーキングの構築に向けてAXIES全体として取り組む。
- 経営・企画スタッフ、教員や技術・事務職員の人材育成・能力開発を行うため、理事会や年次大会開催時に合わせ、勉強会・チュートリアルを開催する。
- 各部会では、それぞれが所轄する内容において、人材育成・能力開発の具体的ニーズを明確にし、理事会に企画の提案を行うとともに、大学間連携による合同研修の可能性を探る。
○ 将来構想検討ワーキンググループの答申の具体化作業
- 「CIO部会の在り方に関するタスクフォース」で引き続き検討を行うとともに、広報(news letter など)の発行や部会の活性化に向けた取り組みを企画・実施する。
- 事務局体制の整備を継続的に行う。
2021年度の部会の活動
【CIO部会】
- 年に2回(通常総会時,年次大会時)CIO部会を開催する。
- CIO部会会議の際に,国内著名人,EDUCAUSE関係者等によるCIO向け講演会やセミナーを実施する。
- 年次大会時に開催されるCIO部会会議の際に,会員大学での先端的な取り組み事例を紹介する。
- CIO部会の在り方に関するタスクフォースの検討結果をもとに、必要に応じて、活性化に向けて活動内容の見直しを図る。
【ITベンチマーキング部会】
- EDUCAUSE CDS(Core Data Service)等既存調査事業の調査項目データの共有を図る。
- すでに導入しているアンケート調査システムの運用を継続する。
- EDUCAUSE CDSの調査項目を基に昨年度作成した本部会の調査項目案を、ICT利活用調査部会等の調査項目と比較し精査する。回答データをAXIES加盟大学から収集し、ITベンチマーキング部会で集計分析し、AXIES加盟大学間で共有できる枠組みについてシステムも含めて実施を図る。
- 年次大会における企画セッションの実施により、③についての実施状況や集計結果を報告する。
- ITベンチマーキングに係わる講演会等により、ITベンチマーキングの意義について啓発するとともに、③と④の実施結果についても報告する。
- 引き続き部会員の募集を行う。
【情報教育部会】
- 情報倫理ビデオの開発
コロナウイルス感染症の拡大のため制作に支障がでているが,今年度は新たな制作手法を取り入れるなど,コンテンツの開発を目指す。 - シンポジウム「これからの大学の情報教育(仮称)」の開催
例年,情報処理学会一般情報教育委員会と共催で開催しているシンポジウムであるが,今年も年次大会と接続する日程で開催予定である。 - 情報教育教材に関する情報収集と公開
各大学等で作成されている情報教育用の公開可能な教材について,2018,2019年には公募を行い,部会のWebに掲載を行った。ただし,応募数が少なかったこともあり,今年度は開催方式や公開方式などを再検討する。
【オープンソース技術部会】
- OSSにおける翻訳貢献のための基盤(コミュニティ・システム)の構築
- Learning Analytics分野におけるオープンソースの活用推進
- OSS学習管理システム、国際標準規格、次世代教育環境に関連したイベントの開催
- 年次大会企画セッションの開催
- Apereo Foundationとの連携推進
【学術・教育コンテンツ共有流通部会】
- 部会定例会議の開催(年1回)
- 公開研究会・講演会の開催(年3回程度)
- 部会内プロジェクト活動の実施
- 今後の活動計画の策定
- 部会ホームページの作成・管理
【ソフトウェアライセンス部会】
- 年次大会で企画セッションを実施
- ソフトウェアライセンス購入に関するAXIES正会員向け特典の情報公開
- ソフトウェアメーカーやベンダーとのAXIES正会員向け特典の同意事項の更新と新企画の検討
- ソフトウェアの利用者(大学等)および提供者(メーカー,ベンダー)への啓発活動,および 双方にメリットがあるライセンス形態の研究開発
- 4に関係したアンケート調査とその集計結果を参考した今後の事業計画の検討
- 4を実現するための実証実験計画の検討
【認証連携部会】
- 年次大会企画セッションの開催
- 大学における認証基盤の現状や、今後の認証基盤に関する議論の継続
- 認証基盤部会の開催
- 他・認証基盤部会企画セッションの開催
- NII/学術認証運営委員会に設置される次世代認証連携検討作業部会との連携
- 2022年度副査、運営委員の選定
- meatwikiによる部会情報共有ページの管理
- Slackによる部会メンバのディスカッション
【クラウド部会】
- 2020年度年次大会企画セッションのテーマでもあった「当面のコロナ対策を超えた中長期的な働き方・教え方の変革に向けたクラウド活用のベストプラクティス」に関して、クラウド視点から継続して追求し、大学ICT環境のBCP・柔軟性向上、今年度の緊急避難的な対策による技術的負債の解消などの課題解決に向けた事例・ソリューションの収集と部会内外における共有に取り組んでいくことを考えている。また、これまでの検討テーマの継続・発展として、クラウド調達・導入における課題の整理・解決策に関して、最近のクラウドファーストの浸透状況や事例の蓄積をふまえて、再度情報収集・共有を進めたい。
【ICT利活用調査部会】
- 高等教育機関におけるICTの利活用に関する調査結果の公開
- AXIES年次大会における実施した調査の最終報告
- 来年度に実施する調査ならびに事業計画の検討
【教育技術開発部会】
- 研究会およびカンファレンス開催
- AXIES年次大会における企画セッション開催
- 運営委員会開催
【高品質・セキュリティICT部会】
- 会員相互間の情報交換のための運営委員会および拡大運営委員会を開催する。
- 年次大会において、部会セッションを開催する。
- 上記の活動を通じて、部会会員を拡大する、特に賛助会員(企業)の参加に注力する。
【研究データマネジメント部会】
2020年度に草案した「大学における研究データポリシー策定のためのガイドライン」を公開し、普及に努める。特に機関執行部への露出を高めることを目的とし、電子媒体に加え冊子体を作成し、各機関に頒布する。NII Research Data Cloud の提供開始に合わせ、NII-RDCの利用プラクティスの収集、発信に協力する。JPCOARと協力し、情報基盤スタッフ向けのRDM教材の検討を進める。
また、部会の活動の周知とRDMコミュニティの拡大を目的とし、NIIオープンフォーラム、年次大会、AXIES-JPCOAR合同ワークショップなどのイベントを企画する。
【ORCID部会】
AXIESの年次大会などで投稿される論文等についてORCIDの利用を進めるため、今年度は技術的な課題について関係する部会やAXIES関係者と検討会を開きたい。
【ユーザーコミュニケーション部会】
2020 年度に新規発足した当部会を更に発展させる。月例のオンライン勉強会で継続的な情報交換を行う一方で、問い合わせ対応における AI チャット bot に関するセミナーを開催する。また、AXIES 年次大会にて、ユーザーサポート及びユーザー向け広報に関する企画セッションを設ける。