現在位置: ホーム 年次大会 2011年度 年次大会 プログラム 一般セッション

一般セッション

※表示形式は今後変更になることがあります

※発表時間帯は目安の時間であり、発表キャンセルや発表順番が変更になることがあります。

口頭発表

A5:教育支援(1)(12月8日9:30-10:45) 座長:多田 知正 (京都教育大学)

時間:9:30-9:45
題目:子どもの行動観察評価技能の向上を目的とした動画教材作成と利用
著者:細川 淳嗣(県立広島大学)
キーワード:言語聴覚士養成, 行動観察, 技能習得, 動画教材, 配信
概要:発表者の所属する学科では、言語聴覚士の養成教育を行っている。言語聴覚士が臨床を行う際に求められる技能はさまざまある。その一つとして子どもの行動を観察し、発達の状況を評価する技能が求められる。  この技能の学習効果向上を目的に、子どもが活動している場面の動画から学生が獲得すべき観察の視点が現われている場面をピックアップし、動画マニュアル作成システムにより編集した教材を作成し、学生の教育に利用しているので報告する。

時間:9:45-10:00
題目:早稲田大学におけるICTを活用した全学数学リテラシー教育
著者:高木 悟(早稲田大学)
キーワード:eラーニング,遠隔教育,教材開発
概要:早稲田大学は2007年の創立125周年を機に全学基盤教育を推進している.具体的には,早稲田大学を卒業して社会人となるにあたり在学中に身に付けて欲しい3つの教養「英語コミュニケーション力(英語)」,「文章作成力(日本語)」,「数学的思考力(数学)」について,早稲田大学が独自に開発したLMSを用いたフルオンデマンド講義として全学部生に提供している.本稿では,筆者が主担当教員を務める「数学的思考力」に関する全学数学リテラシー教育について紹介し,特に2011年度春学期の実施報告と今後の展開について述べる.

時間:10:00-10:15
題目:HTML5を利用した授業応答システムの構築
著者:田畑 義之, 殷 成久(九州大学)
キーワード:クラス応答システム、協調学習、HTML5
概要:これまでの多くの研究で授業応答システムの効果が確かめられている。しかし、現在の授業応答システムはほとんどが選択式問題にしか対応していない。本研究では、記述式問題に対応し、グループ討論による協調学習を支援する授業応答システムを提案する。自動ではなく、教員がその場で正誤判定を行なうことで、学生のドキドキ感、期待感を刺激し、モチベーションが上がると考えられる。

時間:10:15-10:30
題目:化学検査系実習レポートにみるon-line referenceに対する学生の意識と利用実態
著者:丹羽 俊文(東北大学)
キーワード:情報メディア活用,on-line reference
概要:学生達がレポートに引用するon-line reference(ネット上の情報)利用について,その意識と実際の引用サイトについて調査した。レポートに記載された引用全体に占めるon-lineの割合は60%であり,文書情報も同程度に活用されていた。最も多く引用されていたサイトは試薬・機器メーカーの技術情報(36%)であり,大学や技師会,公的機関(各11%)がこれに続いた。Wikipediaは実際の利用が7%であるのに対し,よく利用するとの回答は40%弱とメーカーと同程度であったが,信頼は低かった。学生達は情報提供者とその信頼性を十分意識して利用していることが明らかとなった。

時間:10:30-10:45
題目:情報社会における全能感と学びのフレームワーク--低年次学部生への講義実践を通じて--
著者:安倍 尚紀(九州大学)
キーワード:全能感、学びのフレームワーク、情報アクセス、記憶の外部化
概要: 本稿は、大学に限らない学習一般の次元において、いかに効果的な学びの環境を設定できるかという大きな問題関心に基づいている。以下では、能動的な学びについて取り上げたい。ここ20年の情報化の浸透、近年のモバイル化とユビキタス環境の整備は、日常生活における情報アクセスの飛躍的な向上をもたらした。例えばスマートフォン、あるいは電子辞書をはじめとする検索ツールによって、われわれはいつでも膨大なデータベースへのアクセスを容易に得ることができる。  ところが、こうした情報アクセスの向上は、個人による学習を飛躍的に加速する反面、日常生活における「暗記」の地位を揺るがしている。「そのようなことは調べればわかる(ので、知らなくてもよい)」という言明が、かつてないほど強化されて再登場するのである。この言明は「やる気になれば理論上は」データベースを検索して、情報にたどり着くことができるという仮定によって、当該知識を保持している状態を不必要だとする。電子メディア上の検索ツールは、印刷されたメディアの時代とは比較にならない量とアクセシビリティを兼ね備えて、記憶を外部化していると表現できるだろう(情報ツールを用いて遂行された入学試験のカンニング事件は、この皮肉な例である)。警戒すべきなのは、こうした検索ツールによる問題解決による問題解決の成功体験が重なって、全能感に転化するケースである。「理論上」「調べればわかる」というこの言明を一般化する学習者は、知の体系性や応用について無視しているのはもちろんのこと、実際に調べない点で学習に障害をもたらす。6年間の授業実践における定点観測に基づいて考察してみたい。

C5:高大連携と初年次情報教育(12月8日9:30-11:00) 座長:刀川 眞 (室蘭工業大学)

時間:9:30-9:45
題目:初等中等教育での新しい情報教育と大学教育への接続
著者:西野 和典(九州工業大学)
キーワード:初等中等教育,情報教育,新学習指導要領,学校教育の情報化,高等学校との接続
概要:初等中等教育では,小・中学校では2008年,高等学校では2009年に学習指導要領が改訂され,情報教育についても,各校種別に新たな学習内容が示された。さらに,2009年のスクール・ニューディール構想以降,フューチャースクールの実施等,初等中等教育における教育の情報化が加速している。本発表では,初等中等教育における情報教育および教育の情報化の新しい動きについて述べ,情報科での大学入試の可能性や,大学での情報教育との接続の問題等について考察する。

時間:9:45-10:00
題目:大阪大学における新入生の教科「情報」履修状況調査報告
著者:清川 清(大阪大学)
キーワード:一般情報処理教育、全学への情報教育、高等学校との接続
概要:2006年度より,高等学校において教科「情報」を履修した新入生が入学している.大阪大学サイバーメディアセンターでは,その履修状況を調査する新入生アンケートを2007年度より実施している.本発表では,アンケート結果,およびそれから読み解かれる新入生の傾向とその変化について報告する.

時間:10:00-10:15
題目:大学入学時における2011年度新入学生の情報教育に関する意識調査
著者:篠 政行(駒沢女子大学), スワット チャロンニポンワーニッチ(文化学園大学)
キーワード:情報教育の現状と将来、全学への情報教育、情報リテラシー教育、アンケート
概要:2011年度新入学生に、大学入学時までの情報教育に関するアンケート調査を文化系大学2校について実施した。PCを自由に使える環境にある学生と、そうでない学生について調べた結果と昨年度の結果の比較から、それぞれの大学で教育目標にあった情報教育を行う必要がある。

時間:10:15-10:30
題目:新入生のメールマナー改善策とその効果について
著者:尾崎 泰文, 阿部 順一, 三輪 加奈, 皆月 昭則(釧路公立大学)
キーワード:メールマナー 情報リテラシー
概要: 釧路公立大学では推薦入試合格者に対し、毎年コンピュータの課題を課し、作成物はメールに添付で提出させているが、題名がない、本文がないなどの最低限のマナーが守られていないメールが多数をしめる。  そこで現状を踏まえ、1年次前後期における情報リテラシーを取り扱う講義でメールマナー改善に向けた様々な取り組みを行った。本稿ではその対策と、その対策を受けた1年生のメールマナーが2年次にどの程度改善したかを報告する。

時間:10:30-10:45
題目:高知大学初年時情報教育における教育手法の検討
著者:佐々 浩司, 赤松 直(高知大学)
キーワード:情報リテラシ教育、 情報倫理教育、全学への情報教育
概要:高知大学では全学学生にノートPC必携とし、初年時情報教育として「情報処理」を行ってきた。その教育指針は本学教育情報委員会で定められているが、実際の授業は担当者の裁量による。ここでは初回と終了時のアンケート調査結果より、どのような授業手法に大きな効果が見られるかを比較検討し、今後の運営方針について考える。

時間:10:45-11:00
題目:短大入学前に開始するキャリア教育としての情報教育
著者:小棹 理子, 内海 太祐, 岡原 武, 岩崎 敏之(ソニー学園湘北短期大学)
キーワード:eラーニング、高大産連携
概要:湘北短期大学では、「社会に本当に役立つ人材」を2年間で育成するために、早期から勉学の動機付けを行う入学事前授業を行ってきた。入学前の段階から、日本語の読み・書き・話す力、ならびに基本的なパソコンスキルなど社会で求められる力を理解させ、体験重視の入学前単位科目を開講してきたが、今年度は本科目を確立することを目標としている。入学予定者ほぼ全数に対し、入学前からE-learningを課し社会人にとって必要とされる基礎学力を向上させるとともに、入学事前授業専用のテキストを完成させる。 入学前教育の効果について言及するとともに、インターンシップ先企業の協力を得て、教育内容の振り返りも行っている。以上について発表する。

D5:情報倫理とセキュリティ(12月8日9:30-11:00) 座長:吉田 和幸 (大分大学)

時間:9:30-9:45
題目:必携PCを利用した情報倫理教育の実践と評価
著者:石田 雅, 木本 雅也, 藤尾 聡, 西田 英樹(鳥取大学)
キーワード:情報倫理教育、情報セキュリティ教育、全学への情報教育
概要:本学では、2003年度新入生よりノートパソコンを必携化し、特に語学(英語)教育、「情報リテラシ」 (全学必修科目:1年次前期)、各専門科目へ活用している。また2010年度より「情報倫理」教育の充実を目的に全学共通科目の基幹科目(人文・社会分野)で「情報倫理A」、「情報倫理B」2科目(前期・後期)を開講した。著者は「情報倫理B」を担当し、情報セキュリティ技術、法整備等の内容・状況、長所と欠点等を理解・学習することで、情報社会を安全に生活していくための意識改革が高まる授業を行っている。 本稿は、当センターが管理・運営している教育・学習支援システムと必携PCを活用した授業実践の 内容と実験・実習状況、授業評価アンケートの集計・評価結果について述べる。

時間:9:45-10:00
題目:情報モラル・ネチケット観の世代間比較と相互理解に向けた検討
著者:阿部 慶賀(青山学院大学)
キーワード:情報モラル ネチケット デジタルディバイド 高齢者
概要:情報化社会の発展にはデジタルディバイドの懸念が伴う。デジタルディバイドの一因として、世代の違い挙げられるが、情報機器の操作に関しては高齢者も若者世代と差は見られないという報告もある。その一方、情報モラルやネチケットに関しては、情報機器操作技能の比較検討に比して知見が少ないのが現状である。そこで本研究では、高齢者と若者世代との情報モラル・ネチケット観の差異とその原因について調査を行った。

時間:10:00-10:15
題目:大学教職員の情報セキュリティ意識の現状
著者:高木 稔(室蘭工業大学)
キーワード:情報セキュリティ ネットワークシステム
概要:本学のネットワークを担当する情報メディア教育センターが行っているセキュリティ対策の効果を把握し、今後の活動に活かしていくことを目的に、学内ネットワークを利用する教職員に対して情報セキュリティアンケートを行った。内容は、センターが管理運用している学内ネットワークに関連した項目に加えて、情報基盤委員会が実施しているセキュリティ講習会に関連する項目である。大学教職員の情報セキュリティ意識の現状と今後の課題を考察する。

時間:10:15-10:30
題目:情報倫理ビデオを用いた学習手法ー役割取得を通しての認識の深化を求めてー
著者:布施 泉, 岡部 成玄(北海道大学)
キーワード:情報倫理ビデオ,プライバシー,役割取得
概要:本稿では、情報倫理ビデオを用いた学習手法として、一律の答えのないビデオクリップから、 学習者に考える学習をさせることを提案する。 まず、(ジレンマ課題を包含した)一律の答えのないビデオを視聴させ、学習者に各自の 意見を求める。次に、ビデオとは、前提条件等の状況が変化した際に、どのように考える かを、例を挙げ、学習者の意見がどのように変化するかの経過を観察した。 ビデオのテーマは、個人のプライバシーと他者の知る権利との対立である。 学習者は、実写のビデオを見ることで、リアルに状況把握ができ、その場合の意見を出すこと ができる。更に、異なる前提条件を与えることにより、その本質の問題について、より深く 考えることができると考える。道徳教育におけるコールバーグ理論に模した段階を付すことも 検討する。

時間:10:30-10:45
題目:アジア各国からの留学生に対する情報倫理教育システム
著者:木川 裕(武蔵野学院大学), 永田 清, 荻原 尚(大東文化大学), 青木 智子(啓明大学), 山下 倫範(立正大学)
キーワード:留学生,情報倫理教育,教育支援,情報倫理意識構造
概要:初等・中等・高等学校や大学において,情報倫理教育に関する様々な取り組みがなされているが,それらの多くは,我が国の文化や社会的背景を共有して育った学生を前提とした教育であり,アジア各国からの留学生を考慮したものではない.我々はこのような視点に立ち,アジアの国々における大学生の情報倫理意識調査を行ってきた.本発表では過去のアンケート調査から得られた,情報倫理に対する意識因子とフェース部の分析を行い,その結果をもとに留学生の育った環境や意識構造などを考慮した情報倫理教育システムを提案する.

時間:10:45-11:00
題目:大学での個人情報漏えいに関する包括的セキュリティリスク算定の検討
著者:石坂 徹(室蘭工業大学)
キーワード:情報セキュリティ、リスク評価
概要:大学におけるICT活用が促進される中、情報セキュリティ対策の重要性は高まっている。さらに近年業務システムのクラウド化や仮想化によりセキュリティ対策自体の内容も変化している。しかしながら大学全体としてのセキュリティ対策費用が適切かどうかを判断するのは難しい。本研究では、保有している個人情報漏えい発生を想定したときの賠償額をリスク値とみなし大学全体のリスク値を包括的に算出する方法を検討する

E5:応用システム(12月8日9:30-11:00) 座長:谷川 健 (北海道情報大学)

時間:9:30-9:45
題目:組込みコンピュータを用いた教育用サーボモータ制御システムの開発について
著者:岸山 誠司, 白土 浩, 久良 修郭(近畿大学)
キーワード:教育教材,教育支援ツール,組込みシステム,制御理論
概要:様々な分野で用いられるモータ制御システムの基本原理は,大学等で学ぶ初等制御理論で十分説明できる.しかし,実際のモータ制御システムは,制御装置や非線形特性に起因する制約が存在するため,理論通りに動作することは少ない.したがって,現象を講義の一環として観測し,その原因要素に関する知見を得ることは大きな意味を持つと考えられる. 本報告では,産業用モータ制御システムを組込みコンピュータと市販モータにより実装し,組込みコンピュータの各種パラメータを調整することで,モータ制御系の制約から生じる現象を観測可能にする.そして,観測されたデータを解析することでその原因の物理的な意味を理解させることを目的とする.

時間:9:45-10:00
題目:アイデア実現型物作り教育とそのためのチュートリアルウェブサイト
著者:小林 順, 廣瀬 英雄, 小林 史典, 岡本 卓, 宮野 英次, 齊藤 剛史(九州工業大学)
キーワード:物作り教育、プロトタイピング、WBT、教材開発
概要:九州工業大学情報工学部システム創成情報工学科では、2010年度よりプロトタイピングの授業を開講した。この授業の目的は、学生に、マイコン、センサー、アクチュエータなどの使い方を習得させ、プロトタイピング能力を育成することである。この授業の特徴は、何を作るか、どうやって実現するかなどのアイデアを学生自身が考案する点である。そして、そのアイデアを実現する作業をとおして、マイコンなどの使い方を習得する。発表者は、このような授業形態をアイデア実現型物作り教育と呼んでいる。本発表では、2010年度に実施したプロトタイピングの授業と、その授業のために製作したチュートリアルウェブサイトについて述べる。

時間:10:00-10:15
題目:在学生および卒業生の就職不安と悩みをサポートする就職支援
著者:古市 恵美子, 平川 幹和子(福岡国際大学)
キーワード:就職支援システム
概要:大学生の就職難と就職後の早期離職問題は、非常に深刻なものである。このような状況に対して、福岡国際大学では就職支援システムを構築し、在学生と卒業生をサポートしている。本システムの中心であるコミュニティサイトでは、将来に不安を感じている在学生に対して卒業生や教員が、仕事に悩んでいる卒業生に対して教員がインターネット上で助言を行っている。さらに、掲示板やメールによる求人情報の提供、就職面接対策用動画の提供など、既卒者を含む学生の就職活動を支援している。

時間:10:15-10:30
題目:早稲田大学における全学生・教職員への緊急時連絡方法とその実例
著者:上田 高徳, 星 健太郎, 嘉指 学, 楠元 範明(早稲田大学)
キーワード:緊急時連絡,危機管理,システム運用
概要:早稲田大学では,地震・台風といった緊急時における全学生・教職員への連絡方法として,電子メールに加え,緊急連絡専用のWebページを複数運用してきた.連絡手段を多重化することで,大学ホームページへのアクセス集中や電子メールの遅延・不達が発生しても確実に連絡することを目指している.本発表では,緊急時連絡に関する本学の取り組みを紹介すると共に,東日本大震災における対応や緊急連絡用Webページへのアクセス状況といった実例について報告する.

時間:10:30-10:45
題目:教員の希望を考慮した講義アーカイブシステムの検討
著者:山口 真之介(九州工業大学)
キーワード:e-ラーニング, 教材作成支援, 講義アーカイブ
概要:近年、幾多の高等教育機関において、講義を自動で記録するアーカイブシステムが導入され始めている。 講義アーカイブシステムは、e-ラーニング教材の作成支援や、学生の復習・自主学習を目的として利用されているが、講義を最初から最後までただ撮影した動画では有効な活用が難しい。 そこで様々な機関において、撮影時の制御や、撮影後の自動編集について、提案・実験が行われてきている。 本学でも音声データを基準として、教員にとって必要な部分を編集するアーカイブシステムについて検討を行った。

時間:10:45-11:00
題目:リポジトリ登録作業の半自動化
著者:馬場 謙介, 星子 奈美, 工藤 絵理子, 吉松 直美, 伊東 栄典(九州大学)
キーワード:機関リポジトリ,Webデータベース,著作権
概要:本稿は機関リポジトリへの文献登録をサポートするシステムを紹介している.機関リポジトリは学術情報へのオープンアクセスを実現する重要なサービスであるが,登録されている文献数は十分とは言えない.著者らは,機関リポジトリへの文献登録作業のうち,文献の著者とリポジトリの管理者による作業を部分的に自動化するシステムを開発した.このシステムは,論文誌や学術会議等で発表された文献についての外部データベースを利用し,該当する著者へ本文の登録を促す.また,各文献の出版社等の著作権ポリシーについても,外部データベースを参照し自動的に確認を行う.本稿は,現行の機関リポジトリの問題点を挙げ,その解決方法として開発されたシステムの詳細を述べている.このシステムにより,文献著者とリポジトリ管理者の文献登録の手間を省くことができ,機関リポジトリの登録文献数の増加が期待できる.

F5:情報教育(1)(12月8日9:30-10:45) 座長:石崎 文雄 (南山大学)

時間:9:30-9:45
題目:神戸大学における情報リテラシー教育の取り組み ~ 全学共通教育科目「情報基礎」 ~
著者:熊本 悦子, 荻野 哲男, 塚本 康夫(神戸大学)
キーワード:全学への情報教育,情報リテラシ教育,eラーニング
概要:本学では2004年度より大学入学時に新入学生全員に対して,大学生に必要な情報リテラシーの習得を目的とし,必修の共通教育科目「情報基礎」を実施してきた.講義内容にはセキュリティや情報倫理のほかに図書館の情報活用など基礎的な内容が組み込まれている.約2,700人の新入生を二十数クラスに分け,複数の担当教員で講義を行うにあたっての,カリキュラム作成,e-Leaningシステム開発・整備,運用などにおける取り組みについて報告する.

時間:9:45-10:00
題目:情報リテラシー授業のパッケージ化に対する評価
著者:樋口 勝一(神戸海星女子学院大学)
キーワード:情報リテラシー,資格,マニュアル,ドリル,大学経営 
概要:本学では,平成23年度より全学必修科目情報リテラシー1・2の科目のパッケージ化をおこない,春学期科目情報リテラシー1の終了時点で,今回のパッケージ化について学生とそれを使用する非常勤講師と派遣会社側に対してアンケート調査をおこなった.発表では,この結果を報告し,パッケージ化のメリット,デメリットを考察する.

時間:10:00-10:15
題目:教員養成における情報教育の今日的役割
著者:周東 聡子(育英短期大学)
キーワード:情報教育 情報リテラシー 教育の情報化 教職科目
概要:文部科学省「教育の情報化に関する手引き」(平成22年10月)を踏まえて、これからの教育の情報化に対応できる教員を養成するうえで、どのような情報リテラシー教育が求められているのか、大学における情報教育の果たす役割を明らかにすることを目的とする。具体的には、T大学教職科目「情報機器の操作」という講義を通して、履修学生の情報リテラシーの現状を把握し、受講生一人ひとりの情報リテラシーを向上させるための授業実践と考察について述べる。

時間:10:15-10:30
題目:会計領域における情報教育のあり方
著者:白川 良典, 田村 喜望(日本大学)
キーワード:会計教育 情報教育 人材育成
概要: ビジネス環境の中でコンピューターの影響を強く受けた専門領域はないといっても過言ではない。しかしながら、この領域での情報教育は専門領域と切り離されており、専門領域と情報教育を融合した教育は実施されていない。したがって、この領域での専門性の高い情報教育を施さないまま有能な学生を排出しているのが現状である。  本来の情報教育は専門性との表裏一体の教育体制によって、 有能な人材育成が達成できる。本報告ではその教育的融合の枠組みを明らかにする。

時間:10:30-10:45
題目:日赤秋田看護大学における情報教育の現状と課題
著者:佐藤 考司(日本赤十字秋田看護大学)
キーワード:情報教育、カリキュラム、医療系
概要:日赤秋田看護大学は、3年前に短期大学の看護学科を改組転換し4年制大学となった。現在、開学3年目であり、完成年度前ではあるが、情報系科目を一通り終了したので現状とその課題について考察をした。  結果、履修時期、内容、クラス編成などに課題が見つかり、完成年度後の修正を必要とすることが判明した。

A6:教育支援(2)(12月8日11:15-12:45) 座長:隅谷 孝洋 (広島大学)

時間:11:15-11:30
題目:フレームワークを用いた学習・教育支援システムの構築について
著者:大塚 貴史, 白土 浩(近畿大学)
キーワード:教務情報システム,システム運用
概要:本学科では,学習・教育支援の一環として 1. 学生の成績管理 2. 学生の出欠状況の確認 3. JABEE総合達成度評価 4. 学生カルテ 等の機能を有する独自Webアプリケーションとして開発・運用している. 本稿では,学習・教育支援システムの構成および運用の中で改善された機能を概説する.

時間:11:30-11:45
題目:Googleドキュメントのフォームと共同編集機能を組み合わせた参加型授業の試み
著者:梶木 克則, 桝井 猛, 那須 靖弘(甲子園大学)
キーワード:情報メディア活用、教育支援ツール、クラウドコンピューティング、Googleドキュメント、共同編集
概要:Googleドキュメントのサービスにより、ブラウザ上でアンケートを作成し回答結果を得ること、およびスプレッドシート上でリアルタイムに共同編集が行える。これにより、アンケートにおける設問や選択肢を、スプレッドシート上で複数の学生による同時書込みと、それを集約することでまとめることができる。その後のアンケート作成との連携もスムーズである。パソコン演習室においてクラウドサービスを活用して全員参加型の授業を試みた。

時間:11:45-12:00
題目:デジタルプレゼンテーションにおける動画編集について
著者:川島 秀樹(保健医療経営大学)
キーワード:デジタルプレゼンテーション授業,PowerPoint2010,動画編集,DVD化,自由論題発表会の効果
概要: デジタルプレゼンテーションの授業を行って、学生の反応とその重要性を痛感している。どのようにメッセージを出して、納得するように伝えるのかは、ストーリーを組み立て、視覚に訴える工夫が必要であり、画像や動画などの映像表現がますます重要になっている。  本稿では、デジタルプレゼンテーションにおける動画編集方法と長所・短所、プレゼンテーション資料のDVD化などについて論じ、授業における自由論題発表会の効果を考察してみる。

時間:12:00-12:15
題目:teiten2000を活用した閲覧ツールと学習指導要領準拠の教材開発
著者:篠田 伸夫(福島大学), 渡部 昌邦(川内村立川内中学校), 渡邉 景子(聖心女子大学), 角田 雅仁(郡山市立田母神小学校), 阿部 洋己(福島県教育庁), 山田 徹(福島県教育センター), 小野 浩司(郡山市立大島小学校), 永野 和男(聖心女子大学)
キーワード:teiten2000,学習コンテンツ,教材開発,教材開発ツール,初中等教育との連携
概要:teiten2000プロジェクトは,全国19カ所の観測ポイントに景観カメラと気象観測装置を設置し,8年間のデータを蓄積した。平成24年度から完全実施される学習指導要領(中学校理科)では「継続的な観察や季節を変えての定点観測」等の観察・実験の充実が強調され,この趣旨を体現する教材が必要となる。本発表では,小中学校と大学教員で構成する「teiten2000教材開発活用グループ」の活動で整備が進められている学習指導要領に準拠する教材および教材開発のためのツールを紹介する。

時間:12:15-12:30
題目:再利用・共有を前提にした公開教材素材の開発とそのリポジトリの運用
著者:山田 恒夫, 森本 容介(放送大学)
キーワード:公開学習資源、OER、OCW、学習オブジェクト、機関リポジトリ、質保証
概要:海外の高等教育機関では、遠隔大学や公開大学を中心に、公開学習資源(OER)の概念が急速に普及してきた。一方、学習者中心の教育観や個別学習過程を制御できる情報技術の進展から、今後は、コースウエアレベルばかりでなく、学習オブジェクト・素材レベルの共有再利用を検討していく必要がある。本研究では、ある専門分野の学会との連携の下に、オープンな教材用ビデオ素材群とそのリポジトリを構築したので報告する。

時間:12:30-12:45
題目:パソコン画面の取り込み動画に対する画質の調整
著者:川口 雄一(天使大学)
キーワード:授業の記録, 画質の調整, ダウンコンバータ, 動画取り込み, ビデオ会話
概要:授業を構成する内容として、教師の声、教師によるパソコンの操作、手書き資料の提示、学生との質疑応答を想定し、これらの記録を試みた[川口、情報教育研究集会、平成22年度]。問題点として、特に、画質が低いということを挙げた。本発表では、これを改善するために、(1) 画面解像度(アスペクト比)、(2) 映像標本化数(fps)、(3) 通信回線(Wi-Fi)の三点を調整した。結果として、いずれも画質の改善に貢献した。

C6:e-learning(1)(12月8日11:15-12:45) 座長:佐々 浩司 (高知大学)

時間:11:15-11:30
題目:Moodleによる社会福祉士国家試験対策2011 年度の試行について
著者:木村 有里, 白川 充, 熊谷 健二, 嘉村  藍(仙台白百合女子大学)
キーワード:Moodle、e-testing、社会福祉士国家試験対策
概要:2009年度から、Moodleを活用したe-testingによる社会福祉士国家試験対策を試行し、本年度で3年目となる。2011年度は昨年度までの取り組みに対する課題から下学年への学習支援の必要性に着目し、4年、既卒者に加えて2・3年生にも対象を広げた。 本報告では、本システムの全体像と特徴(毎日の問題更新、作問、フィードバック、月例懇談会、勉強会)を紹介し、本年度の前期までの取り組みと、特に今年度新たに下学年を対象に実施した、単位修得済科目の理解度の点検を行う学習支援について報告をする。

時間:11:30-11:45
題目:大規模大学間連携eラーニングシステム・システムの概要について
著者:内藤 隆宏, 小田 竜也, 小野澤 瑞樹, 磯辺 智範, 笹原 朋代, 岡田 昌史, 大河内 信弘(筑波大学)
キーワード:eラーニング、大学間連携、医学教育
概要:平成19年に採択された、4つの大学院が連携してがん医療人材の養成を行う「がんプロフェッショナル養成プラン」において、プログラムジュークボックス(PJ1)と呼称するeラーニングシステムを構築した。平成23年度からは全国33大学が連携するプログラムジュークボックス2(PJ2)と呼称するPJ1の発展・改良版のeラーニングシステムの構築を行い、9月より学生の視聴を開始している。本発表では、PJ2の概要について報告する。

時間:11:45-12:00
題目:eラーニングにおける組織的学習支援活動のモデル化のための問題点の整理
著者:齋藤 裕, 石川 浩一郎, 七田 麻美子(青山学院大学)
キーワード:eラーニング 学習支援 平準化
概要:本報告は、eラーニングにおける組織的な学習支援のモデル化を行うための問題点の整理を行う。具体的には社会人対象eラーニングコースで行われた組織的な学習支援のログの分析、学習支援者へのヒアリングを通じて、組織的学習支援の学習支援活動の平準化、学習支援者1人あたりの負荷軽減のために、学習支援者同士の知識の共有、伝達など、組織的な学習支援活動のモデル化を行う上での問題点を整理する。

時間:12:00-12:15
題目:遠隔共同型のPBL(プロジェクト演習)によるネットショップの開発研究
著者:水野 義之, 鈴木 直子(京都女子大学), 鶴田 節夫, 坂井 貴彦, 井戸 雄太(東京電機大学)
キーワード:ネットショップ、開発研究、PBL、共同研究、遠隔教育
概要:ネットショップは利便性や柔軟性の高さを背景に近年利用が増加している。またその開発は技術課題と社会的要素の両者を含み、情報系ゼミでも有用なテーマである。しかし香水など表現困難な商品の開発には新たな課題も予測される。そこで我々はこれを遠隔共同型のPBL(プロジェクト演習)の課題として取り上げ、1)情報システム開発を東京電機大学で、2)要件定義や評価等を京都女子大学で、行う形態で開発研究を行った。本論考ではその成果と課題等について考察を行う。

時間:12:15-12:30
題目:全学情報教育におけるeラーニングの導入とその評価
著者:小島 篤博, 前川 泰子, 真嶋 由貴恵, 青木 茂樹, 宮本 貴朗(大阪府立大学)
キーワード:一般情報処理教育, 全学への情報教育, eラーニング
概要:本研究では、全学情報教育を対象に、eラーニングを導入した授業デザインを行うとともに、これに基づき試行的に実施したクラスにおいて教育効果を検証する。本研究の特徴は、講師による対面授業とeラーニングとを併用したプレンデット形式で実施するとともに、オンラインテストやスキルテスト等によりICTの基礎知識と操作スキルの定着を図る手法になっている点である。実施クラスにおいて、テストやアンケートによる評価を行った。

時間:12:30-12:45
題目:理工系スキルとしてのレポート作成力の向上を指向したe-Learningシステムの開発並びに教育実践
著者:佐藤 喜一郎, 本田 宏隆, 野沢 肇, 竹内 謙, 村上 学, 加藤 淳(東京理科大学)
キーワード:e-Learning, e-ポートフォリオ, 教育支援システム
概要:東京理科大学・基礎工学部では,工学教育・教養教育において、 多専攻領域にまたがる教育(クロスディシプリン)をICTの仕組み を使って実現する方法を模索している。 今回は、このベース・出発点となるWAMP構成で独自開発された レポート提出・管理・添削・評価管理システムの開発に関して その機能・開発方法を紹介するとともに,この システムを用いた必修科目「基礎工学実験1,2」における レポート指導に関する教育実践に関して報告し, 最終的に目指す、レポート作成の単なるスキル習得に留まらない、 「考える力」を養成する教育法への展望を与える。

D6:情報基盤とその運用(1)(12月8日11:15-12:45) 座長:佐藤 彰洋 (九州工業大学)

時間:11:15-11:30
題目:東京薬科大学における無線LANシステムの導入とLISMとの連携
著者:森河 良太, 松崎 日出海, 宮川 毅, 小杉 義幸(東京薬科大学), 関口 薫(株式会社セシオス), 加藤 哲太(東京薬科大学)
キーワード:無線LAN、認証システム、LISM、OD2、Web認証、MACアドレス認証
概要:東京薬科大学では、新たに学生会館と研究棟へのコントローラ型無線LANシステムの導入をおこなった。一般にセキュリティと利便性はトレードオフの関係にあり、無線LANシステムの導入においてもしばしば問題となるが、本学では既存のLISMやOpen Directoryの統合認証システムと連携することにより、問題を解消した。具体的にはユーザーが携帯する通信端末のMACアドレスを含むユーザー情報を一元管理することによって、Web認証とMACアドレス認証の選択をユーザーレベルで行えるように、無線LAN認証システムを構築した。

時間:11:30-11:45
題目:神戸大学全学無線LANシステムの利用状況分析
著者:鳩野 逸生, 伴 好弘, 佐々木 博史, 北内 一行(神戸大学)
キーワード:全学無線LAN, 利用状況分析
概要:神戸大学では,2009年に全学ネットワークの更新を実施したが,その際に,全学を対象とした認証付き無線LANシステムの導入を行った.導入以来,年々利用者が増加しつつあるが,特に本年に入って急激に利用状況が変化している. 本報告では,無線LANシステムインフラ側の利用記録情報を用いることにより,利用者種別,利用機種などの推移を分析することにより,利用者の無線LANシステムの利用状況の現状分析・予測を行う.

時間:11:45-12:00
題目:名工大における大規模ダイナミックVLANネットワークの管理・運用
著者:打矢 隆弘, 松井 俊浩, 齋藤 彰一, 山本 大介, 内匠 逸, 松尾 啓志(名古屋工業大学)
キーワード:大規模ダイナミックVLANネットワーク、MAINS
概要:名古屋工業大学では2010年4月に2万台の端末認証が可能なダイナミックVLANネットワーク:新MAINSを構築した。新MAINSではMACアドレス認証とWEB認証の併用により利用者の利便性を向上している。本稿では、新MAINSにおけるネットワーク運用実績や利用状況の推移について報告する.

時間:12:00-12:15
題目:統合ID管理システム構想とその開発
著者:佐野 洋(東京外国語大学)
キーワード:情報共有、戦略的大学情報システム
概要:大学の情報センターは、情報システムの利用者管理が重要な課題となっている。例えば、個人ポータルの実現では、単に情報技術やプラットフォーム、アプリケーションの提供だけでなく、サービスを実質化するために、学務管理(学生管理)データとの連携が必要になるし、教職員への連絡では、学務事務関連(委員会名簿等)データとの連携が必要になる。情報センターは学内組織横断的な活動が不可欠である。さらに、利用者毎のサービス充実の実施だけでなく、災害時の大学構成員への連絡については、学内各組織との連携体制が必要且つ不可欠であることが認識されている。 現在、本学情報センターは、全学の統合ID管理の枠組みを構想し、過去1年間にわたり、学内構成員のデータ収集を行った。同時に、卒業生データを電子化するなど、統合ID管理に必要な資源収集や管理過程、組織上の関連性の調査を行ってきた。本稿は、これまでの活動結果とそれを基にパイロット開発を進めているシステムについて報告する。

時間:12:15-12:30
題目:日本における学術認証フェデレーション“学認”の展開
著者:西村 健, 中村 素典, 山地 一禎, 大谷 誠(国立情報学研究所), 岡部 寿男(京都大学), 曽根原 登(国立情報学研究所)
キーワード:認証, フェデレーション, SAML, Shibboleth
概要:オンラインでの認証の重要性が高まる中で、大学等学術機関が提供する認証情報を各種学術サービスで利用可能にする枠組みである学術認証フェデレーション(学認)もまた重要性を増している。学認は、機関単位で契約している電子ジャーナル閲覧サービスに対する認証情報の提供を始めとして、大学を跨がるeラーニングサービス提供や共同研究支援など様々なサービスに有効である。学認によって安全に認証情報を交換する仕組みおよび利便性を向上させるための取り組みを紹介する。

時間:12:30-12:45
題目:退職者の継続利用を考慮したメールサービス
著者:葭葉 純子, 中村 直毅, 竹村 克奈, 土手谷 友悦, 高畑 知香, 塩飽 仁, 辻 一郎(東北大学)
キーワード:メール、システム運用、オープンソース技術
概要:メールサービスを提供する場合、利用者教育を十分に行うとともに、メールの不正利用を防ぐため、退職・卒業後のアカウントを削除・無効にすることが一般的である。一方、東北大学大学院医学系研究科・医学部では、退職・卒業後もメールアドレスを継続して利用したいという要望から、希望者に対してメールサービスを継続して提供することとした。本稿では、メールの継続利用希望の確認と運用規則の順守の同意を得るために開発したシステムの概要と、その運用について報告する。

E6:新しいメディアの利用(1)(12月8日11:15-12:30) 座長:上田 浩 (京都大学)

時間:11:15-11:30
題目:Android OSを利用した演習
著者:桝井 猛(甲子園大学)
キーワード:モバイル端末の利用、Androidの利用、クラウドコンピュータ
概要:筆者の専門ゼミナールでは、これまで大学におけるパソコンの活用について演習を行ってきた。iPAD、スマートフォンなどの手軽なモバイル端末が普及する中で、情報処理などの演習において、パソコンに代えてモバイル端末を利用したクラウドコンピュータの利用も考えられる。モバイル端末を利用するには、Wi-Fiで利用できる環境と端末が必要となるが、今回モバイル端末のOSであるAndroidに注目して、Windowsパソコンにインストールした。タッチパネルでなくマウス操作で動作するモバイル端末の操作が体験できるAndroidの演習について報告する。

時間:11:30-11:45
題目:Androidスマートフォン用休講情報表示アプリケーションの開発
著者:山岡 俊章(羽衣国際大学)
キーワード:スマートフォン、Android、アプリケーション、XML、システム開発
概要:携帯電話のブラウザで表示可能となっている学事情報のうち常時利用されている休講情報をスマートフォンの特性を生かして見やすく表示できるAndroidスマートフォン用アプリケーションを開発した。本アプリケーションをスマートフォンにインストールすることによってブラウザで表示させる時のようにアドレスの指定なども必要なくアプリケーションを立ち上げるだけで簡単に休講情報を見ることができる。管理者は現行通りPCまたは携帯電話(スマートフォンを含む)のブラウザ画面から登録するだけでよい。

時間:11:45-12:00
題目:学内オープンネットワークにおける携帯情報端末の有効利用について ~利用環境の提供と学習コンテンツの汎用化~ 
著者:田村 喜望(日本大学) 
キーワード:ネットワーク 携帯情報端末 情報コンセント 無線アクセスポイント オープンネットワーク 
概要:当学部のネットワーク環境は、利用者の利便性を高めるために、情報コンセントと無線アクセスポイントをオープンネットワークとして提供してきた。今日では、携帯情報端末の急進的な普及から学内においても、これらを所有する学生が急増している。そこで、当学部では、携帯情報端末からインターネットへの利用環境を提供したが、その利用環境が有効に利用できるかどうかの検証を行った。さらに、1年生の共通必修科目である「コンピュータ・リテラシ科目」(e-learningで実施)用に、用語解説をWebで提供しているが、この学習コンテンツを、多機種の携帯情報端末で参照できるよう汎用化した。

時間:12:00-12:15
題目:WiiリモコンやAndroid Tabletのセンサーを活用した物理教育
著者:徐 丙鉄(近畿大学)
キーワード:教育手法,教材開発,物理センサー
概要: 身近な情報機器の物理センサを活用した授業モデルにより,①現象と法則を多様に紐付けしreality のある学習を提供する,②さらに知識を様々に関連付け,有意味化を促進する。  WiiリモコンやTablet PC,smart phoneには,加速度センサ,ジャイロセンサー,磁気センサ,照度センサー,温度センサーなどの物理センサーが搭載されている。また,それらのセンサからデータを取得する,教育目的に沿った,ソフトウェアの開発も公開されている開発環境で可能である。  例:加速度の定義を解説後,様々な加速度グラフを見せ,それがどんな運動かを問う。その後,学生はWiiリモコンを運動させ,提示された加速度グラフが得られるか確認する。

時間:12:15-12:30
題目:大学間学生交流におけるSNSの活用と課題
著者:松田 岳士(島根大学), 樋口 浩朗(山形大学) 
キーワード:SNS、大学間交流、ファシリテーション、コミュニティ
概要:本発表は,東北地方と近畿地方の大学の間で行われた学生交流事業においてSNS が果たした役割と課題を考察するものである.交流に参加した両校の学生が自由に使える場として設定されたSNS は、相互訪問による交流活動終了後に積極的に使用され、同じ大学内の学生同士の情報交換・共有や参加学生個人の資料保管場所など様々な用途に使われた.また、閲覧(ページビュー)と書き込み(エントリ)数の推移を時系列でみると異なる傾向を持っていることが確認できた.

C10:e-learning(2)(12月9日9:30-10:45) 座長:渋谷 雄(京都工芸繊維大学)

時間:9:30-9:45
題目:Using Moodle for *sairishu*
著者:Tomei Joseph, 境 章(熊本学園大学)
キーワード:eラーニング moodle reader
概要:The Moodle system for e-learning has some formidable strengths, but those come hand in hand with some high entry barriers and generally is promoted as an all encompassing tool for CALL interaction related to a course. In this presentation, we will discuss utilizing Moodle as an adjunct to a course in order to deal with the growing problem in Japanese tertiary education of *sairishu* (students who are taking a course for a second time) in order to promote regular study and participation in class goals. The specific module used was the Moodlereader module and the course was a 2nd year writing class, but the more general lessons suggest a path to introducing moodle as a course component.

時間:9:45-10:00
題目:情報処理教育におけるmoodle活用の有効性
著者:箕浦 哲嗣(愛知県立大学)
キーワード:情報処理教育,moodle、シラバス、高大連携
概要:本学では2009年度より全学部共通の必修科目である「情報処理A」が1年次前期に開講されるようになり、全13クラスを8人の教員で分担開講している。本研究者は看護学部の2クラスを担当しているが、当初よりmoodleを使った授業を展開しており、2009年度と2011年度におこなわれた学生による授業評価アンケートの結果、他のクラスと比較して圧倒的に高い評価を得ている。 本発表では、スキルがバラバラな学生達全員に興味を持続させたまま、高校とは違った、大学の講義に対する受講姿勢を植え付けるためのシラバス通りの授業展開を意識させる工夫などを紹介する。

時間:10:00-10:15
題目:音楽教育のためのWeb e-learningカリキュラムの構築と実践
著者:荻原 尚(大東文化大学), 木川 裕(武蔵野学院大学)
キーワード:音楽教育、eラーニング、教材開発、教育学習支援
概要:本研究は、音楽教育におけるマルチメディアを活用した教育方法と教材コンテンツの開発を目的として、2002年度より行っているものである。開発した教材は、「音楽」、「音楽情報デザインⅠ・Ⅱ」で利用し、受講生による利用意識調査など教育効果向上のための調査と改編を随時行い、Web e-learningコンテンツとしての完成度を高めてきた。その結果、カリキュラムのほぼ全範囲に対応した体系的なものとなっている。

時間:10:15-10:30
題目:一橋大学のLMS活用-過去・現在・未来-
著者:鈴木 令子, 田中 克明, 山崎 秀記(一橋大学)
キーワード:LMS eラーニング 教務情報システム
概要:一橋大学では、LMSを本格導入してから8年を過ぎ、昨年度は実利用コース数は500を超え、8割以上の学生が利用するようになっている。今年度はシラバスや履修者情報について、教務との連携を計画し導入した。ここでは、本学のLMS環境を概観し、今までのLMS利用の形態と、利用状況、現状と課題、将来への展望について報告する。

時間:10:30-10:45
題目:文字ベースのe-learningを用いたExcel演習
著者:那須 靖弘, 桝井 猛, 梶木 克則(甲子園大学)
キーワード:リテラシー、Excel、e-learning
概要:高等学校でExcelを既に習っているため、Excelの操作については既に知っているという学生も多くなった。しかし、授業でExcelを用いたデータ処理をさせようとすると計算式についての理解、あるいは、もっと根本的なデータの処理についての理解ができない学生がいる。 学生にとってはExcelの機能を使いこなすことが目的となり、本質的なデータの処理についての学習がおろそかになっている印象を受ける。 学生に教育の目的を理解させることも重要であるり、あえてExcelの機能を利用しない、計算式を入力させる文字ベースのe-learningシステムを構築した。 本稿は今回構築したシステムとその期待される学習効果について述べるものである。

D10:情報基盤とその運用(2)(12月9日9:30-10:45) 座長:松田 岳士 (山形大学)

時間:9:30-9:45
題目:分散配置されたアクティブディレクトリを利用した高可用性認証連携システムの実現
著者:伊藤 智博(山形大学), 斉藤 純一郎, 位 多(株式会社ショーワ), 立花 和宏(山形大学)
キーワード:認証連携,シングルサインオン,アクティブディレクトリ,学認,GTM
概要:山形大学の認証基盤は,複数キャンパスに分散配置されたアクティブディレクトリ(AD)サーバによって構成されており,複数キャンパスのADサーバ間で同期され,大規模災害時にも対応できるような可用性を有する設計になっている.さらに本学では,このADサーバの基盤に,学術認証フェデレーション(学認)などの認証連携型シングルサインオンに対応し,学認が提供する様々なサービスプロバイダーを利用できるようにした.本発表では,これまで,本学がADを基盤に,実現してきた学内外のサービスに向けたシングルサインオンを実現するための技術情報やノウハウなどを説明し,さらに,将来に向けた認証連携による学術教育活動への展望を述べる.

時間:9:45-10:00
題目:名工大統一データベース:学内情報共有・認証基盤データベースの構築と運用
著者:齋藤 彰一, 打矢 隆弘, 松井 俊浩, 大曽根 康裕, 松尾 啓志(名古屋工業大学)
キーワード:情報共有、認証連携
概要:名古屋工業大学では2007年度にID統合を行い「統一データベース」を構築し、ICカード・SSOを活用した認証統合・認証連携システムの運用を開始した。現在は、認証基盤としてだけではなく、学生・教員・事務職員間での情報共有基盤として発展し、様々な情報共有に活用されている。本発表では、統一データベースの構成および運用状況について述べる。

時間:10:00-10:15
題目:検疫システムの導入とその効果
著者:内海 太祐(湘北短期大学)
キーワード:セキュリティ対策、 検疫システム
概要:大規模大学では検疫システムの導入は難しい。しかし、中小規模の大学・暖気大学であれば必要なセキュリティ要件を満たしたPCのみを学内LANへ接続許可する検疫システムは大学のセキュリティを確保する上で有効な手段の一つとなりうる。 しかし、検疫システムの導入には細心の注意を払わなければ混乱を招くと考えられる。導入までに配慮すべきポイントや必要な調査など、検疫システム導入までの過程を本学の事例を基に報告する。また、導入して1年経った時点での効果についても報告する。

時間:10:15-10:30
題目:ネットワーク監視システムのShibboleth化
著者:関 陽介(徳島大学)
キーワード:Shibboleth、ネットワーク監視、統合認証、認可
概要:徳島大学では、情報化推進センターにおいて、ネットワーク資源監視を全学的に分散運用されている各システムに展開している。この監視システムの認証・認可基盤をローカル認証からShibboleth化する事について述べる。

時間:10:30-10:45
題目:技術職員向け講習会の実施
著者:中村 豊, 戸田 哲也, 反町 裕司(九州工業大学)
キーワード:ネットワークセキュリティ、インターネット、運用管理
概要: インターネットが社会インフラとして用いられるようになり、インターネット へ接続するための装置が高度化している。そのため、ネットワーク管理者は新し い技術の習得や、障害対応に大きな労力を割いている。九州工業大学においても 各部局による中間管理的なネットワーク技術者が必要であるが、それらの人員の スキルの向上について教育する機会は、これまで設けられてこなかった。そこで 我々は、ネットワーク技術の習得と情報セキュリティ遵守という面およびセキュ リティポリシーガイドラインの手順に従い、ネットワーク管理者を対象にした講 習会を2010年度から実施している。2010年度は、セキュリティを考慮したサーバ の設定方法について行い、2011年度は実際のネットワークスイッチの具体的な ACLの設定方法について講習した。アンケート調査の結果、良好な内容の講義で ある事が示された。

時間:10:45-11:00
題目:キャンパス無線eduroam導入のメリットと国内外の動向
著者:後藤 英昭, 曽根 秀昭(東北大学)
キーワード:キャンパス無線LAN, 認証連携, ネットワークシステム, 携帯端末利用
概要:国際的な学術無線LANローミング基盤であるeduroam (エデュローム)は,この一年で国内の参加機関数が約7割も増加し,2011年9月現在24機関で利用されるに至った.参加に向けて準備中の機関も少なくない.しかし,eduroamの導入を検討している幾つかの機関からは,機関内で導入のメリットを理解してもらうのが難しいといった声も聞かれる.本発表では,導入説明の一助となるように,eduroam導入の様々なメリットについてまとめる.

A11:教育支援(3)(12月9日11:15-12:30) 座長:安倍 尚紀 (九州大学)

時間:11:15-11:30
題目:学生サポートによる小中学校のホームページの作成・運用支援 -Open CMSソフトウェア“Plone”を利用した統一仕様の導入-
著者:杉本 光司(都留文科大学)
キーワード:地域連携 ホームページ CMS Plone
概要:地域連携支援プログラムの中で、地域内小中学校のホームページに対しての作成・運用支援をすることになった。その現状は、何年間も更新のされないままというのがほとんどであった。そこで、オープンCMSソフトウェアとして定評のある“Plone”を利用した統一仕様を採用することにした。システム作成には学生も日常的に参加することにより、教職志望の多い本学の学生にとっても効果的であった取り組みの現状報告を行う。

時間:11:30-11:45
題目:Plone4による熊本大学公式Webサイトの構築
著者:永井 孝幸, 久保田 真一郎, 木田 健, 松葉 龍一, 坂本 瑞穂, 伊澤 睦, 岩永 菜穂子, 中村 直美, 谷口 勝紀, 上田 誠, 後藤 正三, 河津 秀利(熊本大学)
キーワード:大学情報発信,オープンソースCMS,編集ワークフロー,認証連携,セキュリティ,サーバ仮想化
概要:大学Webを通じた情報発信を活発に行うにはWebの更新作業を各部署で行えるようにすることが望ましいが、学外へ公開するコンテンツについては編集ワークフローに基づいた承認手続きや不正アクセスへの対処など様々な要求を考慮する必要がある。熊本大学では既存の業者製CMSからオープンソースCMSへの移行を検討し、要求を満たすCMSとしてPlone4を選定した。本稿ではPloneを用いた大学Webサイトの構築方法について述べる。

時間:11:45-12:00
題目:Webアンケートを活用した授業改善の試み
著者:十津 守宏, 田中 雅章(鈴鹿短期大学)
キーワード:環境教育、アニメ、ジブリ作品
概要:高等教育機関である大学や短大に入学する一般学生の勉学姿勢には、年々変化を感じる。それは、小学校から始まり、中学校、高等学校時代のカリキュラムの改変によるゆとり教育の影響を受けているとせいであると思わざるを得ない。そう思う理由は、学生たちは高等教育機関だからこそ受講できる難解な講義をできるだけ回避しようとする傾向が感じられる。またこのような行動傾向がみられる学生は、難解な授業内容を少しでも理解しようとする姿勢にかけているようにも思われた。 本研究では、宮崎アニメのジブリ作品を環境倫理教育教材として用いることを試みた。スタジオジブリの作品は、単なる娯楽アニメではない。目的意識を持って視聴すれば、作者である宮崎が作中の中で訴えるものが鮮明に見えてくる。それならばジブリ作品を環境学習教材として取り上げ、学生が作品中の意図を受取ることができるのか。その結果、学生はこれまでの環境意識をどれだけ変化させたのかが気になるところである。その学習効果を明らかにするためにアンケートを実施し、学習効果の測定を行った。本稿ではゆとり世代の学生でも理解が可能であろうと考えたジブリ作品が環境教育教材としての有効性を述べる。

時間:12:00-12:15
題目:Webサービスを利用した児童用教材作成支援とその評価
著者:田中 雅章(鈴鹿短期大学), 神田 あづさ(仙台白百合女子大学), 大森 晃(東京理科大学)
キーワード:マイクロティーチング、学習サイクル、相互評価
概要:現場のことを熟知している指導者が工夫した手作りの教材は,その教育効果が認められている。理解しやすい教材とは,対象者に親しみやすいイラストを採用し,適度な視覚刺激は,記憶や知識としての定着に有効である。教材としての良し悪しを決める要素は,受講者が指導者の意図する内容に共感を得られるようにすることである。この教授技術を習得するには,指導経験や教材の製作数に比例することが多い。 本研究では、指導者を目指す受講生同士で製作した教材の評価活動を行い,教材作成技術を向上させる支援システムを試みた。これまでは,情報技術を活用した評価活動を実践するには,専用サーバーを実装する必要があった。しかし,無償のWebサービスを工夫して利用すれば,専用の支援サーバーがなくてもその実用性は十分であることが確認できた。本稿ではその経過を述べる。

時間:12:15-12:30
題目:アルゴリズム的思考のビジュアル化によるラーニング構造の抽出
著者:川口 順功, 高橋 等, 永田 奈央美, 大石 義(静岡産業大学)
キーワード:アルゴリズム、ビジュアル化、ラーニング構造
概要: アルゴリズム教育では、アルゴリズムを使えるようにすることが優先されがちになるが、アルゴリズムを学ぶ意義はその本質的な理解と応用にあると思われる。アルゴリズムを構成するベースとなるものの捉え方や処理方法を類型化してラーニング構造を定義すると、アルゴリズムの本質的な理解は、そのラーニング構造の理解に還元できる。 本稿では、アルゴリズムのビジュアル化によって抽出されるラーニング構造の具体例と、そのラーニング構造の応用について報告する。

C11:e-learning(3)(12月9日11:15-12:30) 座長:山口 真之介 (九州工業大学)

時間:11:15-11:30
題目:学習者による作問に基づく協調学習環境のためのMoodleモジュールの試作
著者:早勢 欣和, 新開 純子(富山高等専門学校)
キーワード:協調学習, 作問, Moodle
概要:学習者同士が協調して作問を行う学習活動は、与えられた問題を解くだけよりも問題解決能力の向上に有効であると考えられる。ところで、教師は学習者の理解度の確認を意識して問題を作成し、その成否によって評価を行うことがほとんどである。学習者が作問する問題も他者の理解度を確認するために作成されるものだが、これらの問題は作成した学習者自身の理解度に応じたものとして評価に用いることができると期待される。しかし、こうした協調学習を伝統的な教室での講義スタイルで行うには、教師の労力が大きく時間も要することから、e-Learningと併用したBlended Learningによる取り組みを検討している。今回は、Moodleを用いて実践するために試作した作問モジュールについて報告する。

時間:11:30-11:45
題目:畿央大学におけるCEAS/Sakai発展的機能(MyStudy)導入について
著者:大山 章博(畿央大学)
キーワード:eラーニング,学生ポートフォリオ,オープンソース技術
概要:畿央大学では平成23年4月より授業支援と個別学習支援の機能を有する統合型e-LearningシステムCEAS/Sakaiを導入.平成23年度前期授業においてはCEASを中心として全学的に活用を開始した.さらに平成23年度後期より,学習管理システムSakai CLEを一部カスタマイズしたバージョンであるMyStudyの全学的活用を開始した. 本稿ではCEAS/Sakai(MyStudy)の導入経緯とシステムの概要および機能を紹介するとともに,課題と今後の展望を紹介する.

時間:11:45-12:00
題目:Sakaiとマイクロブログによる集合知活用授業実践報告
著者:常盤 祐司(法政大学)
キーワード:コース管理システム
概要:ICTを活用しない双方向授業では教員が指名した数名の学生だけがコメントを述べる程度にとどまる.学内専用のマイクロブログおよびSakai CLEをベースとして開発した授業支援システムにて提供されるクリッカを授業内で併用することによりクラスの全学生から意見を収集し集合知としてまとめながら授業を実施する試みを行った.本講演ではこれらのツールを用いた授業実践で得られた知見を報告する.

時間:12:00-12:15
題目:ATR CALL BRIX を用いたTOEIC®テスト学習:大学と企業を事例にして
著者:山田 玲子(ATR知能ロボティクス研究所)
キーワード:eラーニング、WBT
概要:WBT型の英語学習支援eラーニングシステムである『ATR CALL BRIX』を利用したTOEIC®テスト学習の効果検証結果を報告する。具体的には、ある4年制大学と楽天株式会社を例に、(1)ATR CALL BRIX利用による学習は、学習者のTOEIC®テストスコア向上に貢献したか、(2)TOEIC®テスト目標スコア達成までに、学習者はATR CALL BRIXを利用した学習にどれほどの時間を費やしたか、について検証する。

時間:12:15-12:30
題目:再構築・再運用を考慮したLMS
著者:石川 貴彦(名寄市立大学), 赤間 清(北海道大学)
キーワード:LMS、再構築、サブシステム、データベース、CGI
概要:LMS(学習管理システム)は、教師あるいは学習者の要望に応じて適宜機能を拡張できる枠組みが望まれている。しかしながら、頻繁な拡張がシステム操作の複雑さや、不要になったプログラムの蓄積をもたらし、運用を困難にさせる原因にもなる。そこで本研究では、筆者らが2001年から独自開発を続けてきたLMSを例として、拡張したシステム全体を複数のサブシステムに分割し、それらを用途に応じて再構築・再運用するための方法について検討した。

D11:情報基盤とその運用(3)(12月9日11:15-12:30) 座長:赤松 直 (高知大学)

時間:11:15-11:30
題目:uPortal および uMobile による大学ポータルの構築
著者:梶田 将司(京都大学)
キーワード:ポータルシステム,戦略的大学情報システム、大学情報発信、情報共有、オープンソース技術
概要:米国 Jasig Foundation の uPortal および uMoble は,オープンソースベース での大学ポータル構築フレームワークである.本報告では,uPortal および uMobile が提供する機能をまとめることにより,今後の大学ポータルのあるべ き姿を明らかにする.

時間:11:30-11:45
題目:学内組織向けDNSホスティングサービスの運用
著者:前田 光教(東京大学)
キーワード:コンピュータシステム、運用、ホスティング
概要:東京大学情報基盤センターでは、2006年から学内組織を対象にInfobloxを利用した実験サービスとしてDNSホスティングサービスを開始し、2011年から正式サービス移行に併せてシステムの更新を行った。本稿では、アプライアンスのInfobloxと仮想マシンのLinuxサーバを組み合わせたシステムの構成や、正式サービス移行に伴う運用と課題について報告する。

時間:11:45-12:00
題目:基幹サービスのデータセンターでの運用について
著者:秋山 剛志(京都教育大学)
キーワード:プライベートクラウド,データセンター,災害対策,BCP
概要:本学では災害発生時のディザスタリカバリやデータ分散を目的として平成23年9月4日に基幹サービスサーバ(Mail,DNS,認証サーバ,Webサーバ等)を商用データセンターへ移設し運用を開始した。本稿ではデータセンターでの運用を開始した背景や実際の運用状況について述べる。

時間:12:00-12:15
題目:神戸大学キャンパスネットワークにおける仮想化技術について
著者:伴 好弘(神戸大学)
キーワード:ネットワーク統合 ネットワーク仮想化 システム移行
概要:大学ICTにおいてキャンパスネットワークは,機能を実現するために今までに無く必要不可欠なシステムとなっている.神戸大学でもそのような背景から,従来から運用されている教育研究系ネットワーク以外に,事務システムネットワークやその他の専用ネットワークが敷設されてきた.この状況は,ネットワークの運用を複雑にし,コスト面でも効率的とはいえなかった.そこで,これら性質の違う複数のネットワークを仮想化し共通の機材で利用できるようにネットワークの更新を行った.本発表ではキャンパスネットワークに対して仮想化技術をどのように利用したかについて述べる.

時間:12:15-12:30
題目:大阪大学のキャンパスクラウドへの取り組み
著者:市川 昊平, 江原 康生(大阪大学), 長岡 亨(NTT西日本), 森原 一郎(大阪大学)
キーワード:キャンパスクラウド,プライベートクラウド,基幹系システム
概要:本発表では大阪大学が取り組んでいるプライベートクラウド方式の共通基盤プラットフォームシステム(キャンパスクラウドシステム)の構築に関して報告する.本システムは,大阪大学における事務系基幹システムを刷新する際に,今後の大阪大学の様々なサービスを集約することを目的に設計されたプラットフォームである.現在は,リソースを追加投資しながら,学内の部局ごとに独自に構築・運用していた非効率なWebシステムやメールシステムの集約を進めている.

時間:12:30-12:45
題目:キャンパスネットワークにおけるIPv6の導入とその課題
著者:佐藤 彰洋, 戸田 哲也, 福田 豊, 中村 豊(九州工業大学)
キーワード:IPv6,IPv4・IPv6の共存,ネットワークの構築
概要:IPv4アドレスの枯渇を期に,IPv6のサポートやサービスの提供の必要性が高まっている.キャンパスネットワークも例外ではなく,学生への教育の観点から早期の対応が求められている.効率的なIPv6の導入及びIPv4との共存を実現するためには,それに伴い発生する諸問題を広く共有することが重要となる.本稿では,IPv4で構築されたキャンパスネットワークにIPv6を導入するにあたり,実証実験から得られた知見や課題を報告する.

A12:教育支援(4)(12月9日14:00-15:15) 座長:永井 孝幸(熊本大学)

時間:14:00-14:15
題目:就業力の育成を見据えたeポートフォリオの開発
著者:山川 広人, 丹野 清志, 長谷川 理, 立野 仁, 小松川 浩(千歳科学技術大学)
キーワード:eポートフォリオ、システム連携、キャリア教育
概要:大学学部教育では、学生の卒業後の出口を見据えた教育への取組が盛んになってきている。本取組では、コアカリキュラムでの学習に加え、就業力に向けた幅広い教養としての知識やスキルの育成に向けた教育サービスの実現を目的として、eラーニングやコース管理システムと連携できるeポートフォリオの開発を進めている。本発表では,基礎学力の向上に向けた学生の学びについてのICTシステムの活用方法と評価について述べた上で,各ICTシステムに蓄積された情報と連携して学びのPDCAサイクルを意識させるeポートフォリオのシステム構成を整理する.

時間:14:15-14:30
題目:学生の積極的な資格取得・イベント参加促進を意識したカリキュラム改訂
著者:松尾 賢一(奈良工業高等専門学校)
キーワード:カリキュラム プログラミング教育 学習支援 資格取得 イベント参加
概要:近年,学生の進路選択に対する行動姿勢が消極的になりつつある.これを解決するためには,学生生活において低学年から様々なイベントや課外活動に熱心に取組み,様々な経験を得ておくことが必要である.これに対して,学生が様々な経験や知識が得られるための支援を今回のカリキュラム改訂で意識して盛り込んだ.本発表では,取組み内容とカリキュラム改訂のポイントについて報告する.

時間:14:30-14:45
題目:ログイン情報可視化の試み
著者:隅谷 孝洋, 稲垣 知宏, 長登 康, 中村 純(広島大学)
キーワード:学内端末 ログイン記録 可視化
概要:学内配置した教育用情報端末のログイン情報をいろいろな方法で可視化し、端末室の利用状況のさまざまな観点からの把握に役立てられないかを検討する。空間的な配置をベースにした状況表示はいろいろなところで行われているが、これをもとにさまざまな方法を試み、時間を追った利用状況の鳥瞰や利用者の動向の把握、異常利用の検出や、端末管理モチベーションの向上を試みる。

時間:14:45-15:00
題目:大学連携における仮想化による継続的な学習環境の提供
著者:金西 計英(徳島大学), 戸川 聡(四国大学), 松浦 健二(徳島大学), 林 敏浩(香川大学)
キーワード:仮想化,大学間連携,プライベートクラウド,Iaas,OpenStack
概要:現在大学間での情報連携の動きが始まっており,学認等のFederationが構築されている.こうした連携の枠組みを活用し,大学で稼働しているサービスを,連携大学間で移行し,サービスを提供し続けるような環境の構築を目指す.四国では,南海地震の発生が迫っており,大学にける情報資源の減災対策は喫緊の課題である.本研究は,こうした観点から,複数の大学間でのプライベートクラウドの構築を目指す.

時間:15:00-15:15
題目:双方向音声案内デジタルサイネージのための学内イベント登録システム
著者:山本 大介, 大浦 圭一郎, 李 晃伸, 打矢 隆弘, 内匠 逸, 徳田 恵一, 松尾 啓志(名古屋工業大学)
キーワード:音声対話、Webサービス
概要:名古屋工業大学では、2011年4月から双方向音声案内デジタルサイネージ「メイちゃん」を校門前に設置した。「メイちゃん」は等身大のキャラクターを大型ディスプレイに表示させることによって、臨場感がある音声対話をすることが可能なシステムである。我々は「メイちゃん」を用いて学内イベントを掲示・案内可能なWebシステムを開発した。具体的には、対話用の音声スクリプト・画像・掲示期間・本文などを投稿可能であり、これらの手法や利用状況について報告する。

C12:新しいメディアの利用(2)(12月9日14:00-15:15) 座長:岡崎 明彦(中部大学)

時間:14:00-14:15
題目:全学生が携帯情報端末・iPod touchを使う高知高専の次世代ICT活用教育について
著者:今井 一雅, 栗田 耕一, 浜田 知弥, 村本 真, Grant David, 武内 秀樹, 大角 理人, 西内 悠祐, 成行 泰裕, 北村 一弘, 中島 慶治, 芝 治也, 堀 佳城(高知工業高等専門学校)
キーワード:携帯端末利用,教育支援ツール,学習管理支援,電子出席簿,学生カルテ
概要:高知高専では、文部科学省・平成21年度大学教育推進プログラムで採択された「自己成長力を加速する次世代ICT活用教育」プロジェクトが3年計画で進行中であり、今年度が最終年度となる。この次世代ICT活用教育プロジェクトにおいては、本科から専攻科までの全学生905名に携帯情報端末・iPod touchを貸与し、携帯情報端末を使った新しい教育方法を実施しているので、その概要について報告する。

時間:14:15-14:30
題目:スマートケータイ出席確認小テストシステムS-maqsの開発
著者:植木 泰博(関西大学)
キーワード:eラーニング,教育支援ツール,携帯端末利用
概要:多人数対面授業において,アンケート・小テスト・学習記録提出保存・出席確認を,携帯電話およびノートPCからインターネット接続で利用できるWebアプリケーションシステムS-maqs(Smart mobile attendance- and quiz-taking system)を提案する.S-maqsは,コース管理システム/学習管理システムとデータ連携して利用できるシステムとし,ユーザビリティの高いシステムとして実現する.本論文では,システム開発の背景,開発方針および設計について述べる.

時間:14:30-14:45
題目:クリッカー(TurningPoint)の回答と個人を関連づける簡単な方法
著者:末本 哲雄(大分大学) 
キーワード:クリッカー, TurningPoint, 教育支援ツール, 成績管理
概要:TurningPoint(KEEPAD JAPAN社)というクリッカーシステムには標準で回答と学生を関連づける機能が付属しているが、学生と端末を事前登録し、特定の学生に特定の端末を使わせる必要がある。そこで、学生に学籍番号と端末番号をマークシートへ記入させ、ソフトウェアで学生情報と回答を連結する方法を開発した。事前登録や端末配布の手間が大幅に減少し、クリッカーでの回答を成績に反映しやすくなった。

時間:14:45-15:00
題目:モバイル端末向け色彩分析ツールの開発
著者:大渕 一博(札幌市立大学), 宮内 博実(静岡文化芸術大学)
キーワード:色彩分析支援,モバイルツール,教育支援ツール
概要:色彩分析を支援するために開発してきたPC向けツールを,タブレットタイプのモバイル端末向けに再構築した.従来のPC版と比較して,調査時の機動性が向上し,分析するための手順がより簡便でかつ迅速となると想定される.PC版についてはすでに色彩研究を行う団体やデザイン教育の中で活用されているが,今回開発したモバイル版は,色彩分析やPC操作に不慣れなユーザに対してより有益なツールになり,これまで以上に多くの場面で利用されることが期待される.

時間:15:00-15:15
題目:京都大学におけるクラウドメールサービスの運用
著者:上田 浩(京都大学), 上原 哲太郎(総務省), 植木 徹, 外村 孝一郎, 石井 良和, 森 信介, 古村 隆明, 針木 剛, 岡部 寿男(京都大学)
キーワード:戦略的大学情報システム、大学情報発信、メール、携帯端末利用、クラウドコンピューティング
概要:京都大学では平成 23 年 11 月より Microsoft 社によるクラウドメールサービス(Live@edu)を採用した、学生用メールサービスのアウトソーシングを開始した。本講演では、サービス開始までの政治的/技術的方法論に加え、ユーザとなって初めて分かったことを含め報告する。

時間:15:15-15:30
題目:著作権に関する学生の意識調査と著作権教育
著者:中尾 泰士(北九州市立大学) 
キーワード:著作権,情報倫理教育,全学への情報教育
概要:ファイル共有ソフトや動画共有サイトなどの普及により,著作権教育がより一層重要になっている。そのため,初等・中等教育における情報教育の中でも,著作権に関する事項が教育されていると推測される。一方,それらの教育を受けたはずの大学生達は,著作権に関して,さまざまな意見や態度を示す傾向が見受けられる。本発表では,主として大学1年次生へのアンケート調査結果を用いて,現在の学生が著作権についてどのような意識を有しているのかについて分析する。

D12:情報教育(2)(12月9日14:00-15:15) 座長:太田 義勝 (三重大学)

時間:14:00-14:15
題目:VBAを利用したプログラミング基礎教育
著者:中田 美喜子(広島女学院大学), 筒井 寛(熊本県立球磨商業高校), 竹上 健(高崎商科大学)
キーワード:プログラミング教育 マクロ VBA 動機付け
概要:ExcelのマクロVBAを利用して、プログラミング基礎の講義を実施した。 基礎的な命令を学習させたのち、簡単なゲームを作成させる課題を実施し、プログラムに興味をもつか、また学習効果があるかについて検討したので報告する。

時間:14:15-14:30
題目:自主的発言力促進を意識した情報リテラシ授業の実践
著者:永田 奈央美(静岡産業大学)
キーワード:自主的発言 情報リテラシ 構成主義 
概要:わが国の大学では、教師から学習者へ一方向的に知識を伝達する授業展開が一般的である。しかし、今日の知識社会では、主体的に物事を捉え自ら解決しようとする態度の育成が求められている。そこで本研究では、学習者の自主的発言を促進することを目的として、教師と学習者、または学習者同士が、双方向的に知識を共有する授業展開を試みた。  対象とする科目は「情報リテラシ」とした。コンピュータの操作方法を身につけさせるだけではなく、コンピュータを活用して問題解決する方法を自ら考えさせることに重きを置いた。特に、情報活動で重要な情報発信に着目し、学習者の自主的発言の促進を試みた。  本稿では、情報リテラシ授業における学習環境デザインについて詳述し、その有効性を検討する。

時間:14:30-14:45
題目:文系の学生にクラウドサービス利用リテラシーを教育する試み
著者:野村 卓志(静岡文化芸術大学)
キーワード:情報基礎教育 情報リテラシ教育 Webサービス
概要:Webのクラウドサービスを使って、メールだけではなく、スケジュールやTODOなどの管理が可能になってきた。また、学部学生の卒業研究に必要となる情報の入手も、雑誌や新聞がインターネットへ移行したことに伴い、従来の書籍や文献に加えてツイッター等のソーシャルネットワークやオンラインブックマークを経由するものも増えてきた。これらインターネット上のクラウドサービスを、パソコンや携帯端末を組み合わせて利用することが、文科系の学部学生の情報リテラシーの一環として必要になると考え、その利用法の講義を試みている。Google の各種サービスや、はてな、Remember The Milk、Evernote 等のアカウントを取得させ、その利用方法を組み合わせて情報収集や要約、情報発信の演習を行わせている。本発表では、その講義の構成と進捗状況について報告する。

時間:14:45-15:00
題目:図書館員がファシリテーターとなるウェビナーの事例
著者:庄 ゆかり(広島大学), 矢田 俊文(トムソン・ロイター・プロフェッショナル株式会社)
キーワード:データベース講習会 インターネット講習会 WebEX ウェビナー 図書館講習会 図書館員
概要: データベース出版社が実施するウェビナー(Webinar = ウェブ・セミナーの省略形)は、受講場所を問わない利便性が評価されるが、初心者には対面講習会が好まれる場合もある。広島大学中央図書館では、トムソン・ロイター社提供のウェビナー「インターネット講習会」において、図書館会場と講師とのリアルタイムな音声対話を実現し、図書館員がコンピュータ操作およびコミュニケーションを補助するファシリテーターとなる講習会を実施したので、一事例として報告する。

時間:15:00-15:15
題目:SIEMを導入したプログラミング入門教育におけるペンタブレットの活用
著者:土肥 紳一, 宮川 治, 今野 紀子(東京電機大学)
キーワード:プログラミング教育
概要:SIEM(ジーム)は,プログラミング入門教育を対象に受講者のモチベーションを向上することを目的とした教授法である.SIEMの分析結果からモチベーションを向上するための授業改善策を授業にフィードバックする中で,最近,安価で手頃になったペンタブレットを教具として活用したところ,前年度のモチベーションの推移と比較し,その低下を抑えられる結果が現れた.本論文では,その活用と結果について述べる.

時間:15:15-15:30
題目:システム化の教育(2) -ICT環境の教育(短期大学の場合)-
著者:窪田 健一(静岡英和学院大学短期大学部), 金山 茂雄(拓殖大学)
キーワード:情報教育、ICT利用環境
概要:パーソナルコンピュータ(PC)と携帯電話の普及もあって,これからの情報教育には社会構造の根底で稼働している情報システムやコンピュータシステムについてより理解を深めることが大切になってくるだろう.短期大学においても,高等学校指導要録(情報)の改訂もあって,情報教育としてICT環境のより高度な活用法と理解が求められる.そこで,今後,学生に要求されるの教養としての情報教育のあり方を考える.

A13:教育支援(5)(12月9日15:45-17:00) 座長:末本 哲雄 (大分大学)

時間:15:45-16:00
題目:金沢大学におけるポータルの教育利用について
著者:森 祥寛, 佐藤 正英, 松本 豊司, 青木 健一(金沢大学)
キーワード:情報メディア活用、学習管理支援
概要:金沢大学では、新入学生にノートパソコンを購入させる取組を実施してから、6年がたった。それに平行して、学内教育用ポータルサイト「アカンサスポータル」を開発・運用している。 徐々に機能を充実させていくポータルサイトは、それを利用した教育の実施と合わせて、徐々に無くてはならないシステムとして浸透しつつある。 本発表では、新入学生の初年時必修の授業である情報処理基礎でとった、学生アンケートと、2011年3月に全教職員に向けて実施した「ポータル利用実態調査」から見えてきた事について報告する。

時間:16:00-16:15
題目:金沢大学におけるポータルシステムの開発手法と現状の運用について
著者:東 昭孝, 笠原 禎也, 高田 良宏, 二木 恵, 松平 拓也, 森 祥寛(金沢大学)
キーワード:ポータルシステム、情報共有、システム運用、セキュリティ認証基盤、認証連携、ソフトウェアライセンス、オープンソース技術
概要:本学では,平成19年度からアカンサスポータルという学生向けのポータルシステムが運用されており,平成21年度に教職員向けにサービスの拡張を行い,全学向けポータルシステムとして運用が行われている. 業務として初期からポータルシステムの開発・運用に関わっており,ポータルシステムだけではなく,統合認証システム,他のシステムの構築・連携についても関わっている.本稿では,本学で行ってきたポータルシステムの開発手法による,メリット,デメリット,現状の運用の状況,今後の課題について報告する.また本学で運用されているポータルシステムの機能の紹介を行う。

時間:16:15-16:30
題目:学生の学習姿勢を向上させる為のWebシステムの試作
著者:橋本 創, 喜 嘉措(名古屋工業大学), 田中 雅章(鈴鹿短期大学), 伊藤 孝行(名古屋工業大学)
キーワード:シャトルカード, Web 実装, e-Learning
概要:本研究では,毎回の講義での学習姿勢や学習活動状況を個々に把握し,学習活動の一層の活発化を目指しWeb実装のシャトルカードを試みた.シャトルカードは教員と学生のコミュニケーションを活性化する紙媒体の連絡カードである.Web化により拡張性に富み,運用面も向上した.また,コメントをより詳しく書くという授業改善本来の効果も認められた.本稿ではシャトルカードに基づく実践内容を報告し,Web化による有効性を示す.

時間:16:30-16:45
題目:学生と教職員を結ぶMomonoki-Portalの運用について
著者:星野 修平(群馬県立県民健康科学大学)
キーワード:情報メディア利用環境、情報共有、コミュニケーションシステム
概要: 大学内で学生と教職員における情報伝達、情報共有を目的とし、学内ICT活性化のために、学生と教職員向けのコミュニケーションシステム、Momonoki-Portalを構築し、2011年4月から仮運用を開始した。従来の掲示板にかわる機能を中心に、一斉メールによる情報伝達を組み合わせた仮運用に対して行った利用状況調査では、教職員、学生ともに利用率が低く、運用方法、情報伝達方法の見直しが必要であった。

時間:16:45-17:00
題目:ビジネスゲームPrice Gameの開発
著者:立野 貴之(松蔭大学)
キーワード:ビジネスゲーム,教育システム,学習システム
概要:本稿では,TCP/IP通信を利用し,LAN内に設置されている複数台のPCから同時に参加することができるビジネスームPriceGameを開発した.ビジネスゲームに汎用性を持たせるために,様々な項目を参加者が自由に決定することが可能である.TCP/IP通信を利用してゲームを行うメリットは,他の参加者の意思決定と結果を未知にしてビジネスゲームを進める点にある.そして,限られた情報を参考にして価格を見直しながら価格決定を進めていくことができる.PriceGameは, 管理者となる教員が誰であっても授業設計や実施を容易にすることが可能となり, さらに,設備を運営する手間も時間もそれほどかかることはない.ネットワークを利用した集合型で行うビジネスゲームとしては,PriceGameは,大きな可能性を示したと考える.

時間:17:00-17:15
題目:学んだ内容を説明するプレゼンテーション実習
著者:渡辺 博芳, 佐々木 茂, 古川 文人(帝京大学)
キーワード:情報リテラシー教育,eラーニング,プレゼンテーション
概要:eラーニングと同様な自己学習の形態で学習した後,その内容を学友に説明するプレゼンテーションを情報基礎科目で実践した.内容を説明するためにしっかり学ぶことで理解が深まること,プレゼンテーションの実施によってプレゼンテーションやコミュニケーションの力が高まることが期待される.本発表では具体的な実施方法と実施後の学生に対するアンケート結果について述べる.

D13:情報教育(3)(12月9日15:45-17:00) 座長:藤川 和利 (奈良先端科学技術大学院大学)

時間:15:45-16:00
題目:情報リテラシー教育に関する新入学生のアンケート調査
著者:野村 卓志(静岡文化芸術大学), 野中 俊雄, 原田 茂治(静岡県立大学短期大学部)
キーワード:情報基礎教育 情報リテラシ教育 アンケート
概要:大学の新入生が、入学前に高校の情報科目で学んできた内容を調べることを目的としてアンケート調査を行った。アンケートは、ワードプロセシング、表計算、画像処理、インターネット利用等に関するリテラシー講義の項目を箇条書きにして高校で学んだ項目に印をつける形式に加えて、ワードプロセシングに関して講義項目の内容が実際に操作できるかを確かめる実技形式の2種類を行った。発表ではアンケート調査の結果、過去5年間に行った調査との比較と、大学の情報リテラシー教育について述べる。

時間:16:00-16:15
題目:女子大学生の在学中におけるパスワード管理意識の変化について
著者:八城 年伸(安田女子大学)
キーワード:情報リテラシ教育/情報セキュリティ教育
概要:ユーザ認証に用いられるパスワードについて、2006年より女子大学生の意識調査を行ってきた。入学時より継続的に調査してきた学生の卒業に際し、昨年度は就職活動が管理意識に与える影響について報告を行った。今回は継続調査の2番目の調査対象群が卒業したことから、在学期間中における変化、特にパスワードの使い回しや強度面に焦点を当てて分析と考察を行ったものである。

時間:16:15-16:30
題目:ALとPBLを活用した初年次教育としての情報教育
著者:竹田 尚彦(愛知教育大学)
キーワード:初年次教育、情報リテラシー教育、高等学校との接続
概要:一年次の情報リテラシー教育は、教員養成課程では「情報機器の操作」として必修化されている。しかし、高校で受講してくる「情報」の授業の達成度にはムラがある。そのため「一定の操作しかできない」「機械音痴だから受けたくない」「もう極めているからこの授業は無駄だ」などと受講前の反応は様々である。筆者は、この授業のうち2コマを担当しているが、一方通行式の個人学習では「一定の操作」は覚えられても応用が効かないことに気づいた。そこで、60人規模の学生を4人程度のグループにわけ、AL(Active Learning)とPBL(Project Based Learning)を利用した教育を実施してきた。その結果、受講生の意識が変わり、学習効果も向上してきた。なにより「情報とはなにか」ということへの理解が深まったことが一番の効果である。本稿ではこの授業運営について報告する。

時間:16:30-16:45
題目:学士課程教育における新時代の情報教育カリキュラム
著者:宮崎 耕(同志社大学)
キーワード:カリキュラム 情報教育 学士課程 グローバル化 国際化 キャリア教育 ラーニングアウトカムズ
概要:初等・中等教育における情報教育の進展,高等教育に対するグローバル化,キャリア教育,あるいはラーニングアウトカムズへの対応の要請,情報通信ネットワーク社会の高度化など,学士課程の情報教育をとりまく状況は近年著しく変化し,カリキュラムの変革が求められている。本論文では,このような認識に基づいて策定され,同志社大学経済学部で2012年度から実施される新時代の情報教育カリキュラムを提示する。

時間:16:45-17:00
題目:ICT利用環境に関する諸問題-4年制大学の場合-
著者:金山 茂雄(拓殖大学)
キーワード:情報教育、ICT利用環境
概要:ICT利用環境は、技術の飛躍的向上と身の回りにある道具の利便性から計り知れない力がある。一方、ほとんどの大学において、リテラシー教育が行われている。近年では高等学校の情報科目の必修化、小中学校でもコンピュータ設備の導入・整理と自由にインターネットが利用できる環境になった。そこで、ICT(PC)が起こす諸問題等を整理し、これからのより高度な活用法の習得と理解、および今後の情報教育のあり方と方向性を示してみる。

時間:17:00-17:15
題目:高専情報基礎教育における教材改訂と実践評価の取り組み
著者:高橋 章(長岡工業高等専門学校), 長岡 健一(石川工業高等専門学校), 新開 純子(富山高等専門学校), 岡田 正(津山工業高等専門学校)
キーワード:高専,全学への情報教育,情報基礎教育,教材開発,教科書,評価手法,情報教育の現状と将来
概要:我々は,高専における「情報基礎教育」の確立と普及を推進するため,情報基礎教育の教科書や学習ノートなどの教材開発,ポータルサイト構築などの教育支援環境の整備を行ってきている.このような学習教材は情報社会の進展に伴って常に見直していく必要がある.そこで平成22年度,新しい学習指導要領にも配慮した教科書と学習ノートの改訂を行った.また,情報基礎教育の実践成果を活かした評価基準の共有化についても着手している.本報告では,これら学習教材の開発と情報基礎教育の評価に関する取り組みについて述べる.

ポスター発表

B6:12/08(17件)11:15-12:45

題目:情報社会での原発・放射線情報の共有改善と大学の社会貢献に関する考察
著者:水野 義之(京都女子大学), 鎌田 陽子(福島県)
キーワード:情報社会、大学、放射線、情報共有、地域貢献
概要:東日本大震災に伴う原発事故後の放射線情報は、適切な情報共有の必要性にも関わらず、その情報理解は極めて不十分である。また放射線情報に関する社会不安や専門家不信は極めて深刻である。他方でTwitter等のソーシャルメディアはツールの性質上、専門家と非専門家の直接対話と情報共有に有用である。そこで本論考では、実際にTwitterを媒介として物理学の専門家が、福島県民主体の提案に呼応する形で行った対話型勉強会の記録を紹介する。また今後の大学・専門家集団に可能な情報の社会共有と、地域貢献や社会貢献機能の新たな可能性について議論する。

題目:眼球の表面反射像解析による注視点推定法
著者:中澤 篤志, ニチュケ クリスチャン, 竹村 治雄(大阪大学)
キーワード:視線検出,画像処理,画像計測,ユーザーインタフェース
概要:注視点推定技術は心理学やライフサイエンス,マーケティングやユーザインタフェースの分野で広く使用されている. 従来の注視点推定システムは,ユーザに装置を装着することが必要だったり,システムの使用前に校正(キャリブレーション)を行う必要があり使用が煩雑であるという問題点がある. またこの校正は,ユーザの前面に仮想的な平面を想定し,眼球の角度と平面上の位置を対応づけるという原理に基づいており,ユーザが校正時と異なる環境に移動したりシーンが複雑な奥行きを持った状況の場合には大きな誤差が生じる. 我々はこれらの問題を解決するため,眼球表面上で反射する環境光の反射像を用いた新しい注視点検出手法を提案する.本手法は眼球に入射するシーンの反射光から直接注視点を推定するため,従来法の問題点を解決することができる.まず我々は眼球の幾何モデルに基づき,注視点からの光が眼球表面反射画像中で反射する位置(Gaze Reflection Point(GRP))を求める手法を開発した.これにより,眼球表面反射画像中のGRPでの画像特徴とシーンの画像特徴を比較することで注視点を推定することが可能だが,実際の眼球表面反射画像は輝度・解像度ともに低く,品質の良い画像が得にくいため直接的な比較は困難である.これを解決するため,シーンに高速度のパターン光を投影することで,眼球表面反射画像とシーンの画像を高速かつ頑健に対応付ける手法を開発した.我々は高輝度LEDを格子状に配置しパターン光を高速にコントロールする高速度パターン光プロジェクタを開発し,高速かつ頑健に視線検出を行うシステムを開発した.複数の被験者による注視点推定結果により,事前の校正や装置装着を必要とせず,従来法と同程度の精度で注視点を推定できることを確認した.

題目:小型ヘッドマウントディスプレイを用いた情報提示システムの検討
著者:佐藤 健, 大橋 文, 菅原 淳史(実践女子大学), 安岡 広志(東京情報大学)
キーワード:教育支援ツール, 聴覚障がい学生
概要:近年、大学生の学習支援環境がICT化に伴い大幅に整備されてきた。しかし、聴覚障害・視覚障害・肢体不自由の学生が障害により学習の機会を妨げられないようにさまざまな対応をする必要がある。そこで、本発表では、専門講義科目において、聴覚障がい学生が受講する授業の音声情報を小型ヘッドマウントディスプレイを利用できないか検討した。具体的には、1名の聴覚障がい学生に対して、手話通訳、ノートテイカー、小型ヘッドマウントディスプレイの3つの学習環境において、教員、当該学生、受講生などから情報保障の形を検討したことを報告する。 手話通訳を利用した場合は、授業担当教員は専門用語に関する表記を板書またはプレゼンテーションを通して補足する場面が多くなった。特に、筋肉や神経などの医学・生理学用語は、漢字表記とともにフリガナも重要な学習内容となりノートテイカーや手話通訳より、教員または授業アシスタントから入力され片眼ヘッドマウントディスプレイに表示する情報提示の可能性が示唆された。学習支援環境によっては、複数のスクリーン設備や、ノートテイカーの講習制度などもあるが、授業担当教員側からの積極的な情報共有の方法として今後も検証する必要があろう。

題目:ボードゲームを用いた情報倫理教育の実践と統計的評価
著者:山口 賢一, 松尾 賢一, 小川 夏輝(奈良工業高等専門学校)
キーワード:情報倫理教育,ボードゲーム,統計的評価
概要:近年, 情報技術の発展に伴い, 誰でも簡単に, 大規模な情報のやりとりをすることが出来るようになった. その反面, 情報倫理の欠如が蔓延し, 知的財産権の侵害や名誉棄損などの様々な問題が生じている. これらの問題を解決するため, 文部科学省が情報社会の中で主体性や創造性を発揮できるようになることを目的とした教科「情報」を2003 年に新設するなど, 情報倫理教育の必要性が増してきている. しかし, 現在の主流な情報倫理教育は著作権法の座学など退屈なものが多く, 時間に限りがあることなどから, なかなか効果が表れていないのが現状である. また, 教育効果を定量的に評価することが難しく, 学習者の理解度の把握も情報倫理教育を行う上で重要な課題である. 本研究の目的は, 情報倫理教育の教材を製作・実践・改善し, 効果的な情報倫理教育を達成すること, 教材の教育効果を統計的に正しく評価することである.

題目:学生の興味の最大に満たす時間割作成ナビゲーションシステム
著者:堀 幸雄, 西森 友省(香川大学), 中山 堯(神奈川大学), 今井 慈郎(香川大学)
キーワード:時間割作成 シラバス 活性伝播モデル 多目的最適化
概要:大学において時間割は学生自身の手によって決めなくてはならない. しかし学生にとって種々の履修制限を守り,多数の開講科目から 自分の興味関心に合う時間割を作るのは必ずしも容易な作業ではない. 我々は学生の興味を最大に満たす時間割を自動で作成する時間割 ナビゲーションシステム Active Syllabus を開発した. 本システムは時間割作成を制約充足問題に当てはめ,シラバスに 出現するキーワードで学生の興味をモデリングし,キーワードの 活性状態に着目することで,キーワードを直接含まない科目を 時間割に入れることを可能としたものである. 本システムを評価した結果,学生が自ら考えた時間割と比べて 関連の科目を多く含むことがわかった.

題目:基盤教育における教育支援システムの利用
著者:栗山 恭直(山形大学理学部)
キーワード:e-learning, webclass,教育支援システム
概要:山形大学では,基盤教育(教養教育)にwebCLassを用いた教育支援システムを導入した。教員の使用例と利用した教員・学生の評価を紹介し,今後の利用方法について検討する。

題目:情報処理演習系科目における学習者の負担感とモチベーションの関連について
著者:山田 真司(青森県立保健大学), 山田 典子(札幌市立大学)
キーワード:教育効果測定
概要:大学の情報処理演習系科目において,受講生が授業で感じる負担感の客観的な測定法を確立し,授業時間内に学ぶ分量が受講者の能力に比して適正な分量であるか,受講者のモチベーションは授業の負担感とどのように関連するのか,また,授業内容への好悪,興味,苦手意識は負担感にどのように影響するのかを明らかにするために,10週に渡って,唾液アミラーゼ活性に基づくストレス計測と質問紙による主観的感覚の調査を行い,その関連を統計的に検討した.

題目:情報系基礎教育科目での再履修者向け授業の試み -3D仮想空間をツールとして活用した協調学習-
著者:小川 真里江, 新井 正一(目白大学)
キーワード:一般基礎教育 3D仮想空間 協調学習 
概要:近年,学習者が自ら興味・関心を持ち能動的に学ぶ姿勢を養うためのさまざまな授業の工夫が必要とされている。その一つに,学習科学の視点から協調学習を取り入れたグループワークが挙げられる。ここでは,基礎教育科目に位置づけられた情報系科目で,3D仮想空間を活用した協調学習をテーマに授業をおこなった。その結果,学年や学科間を超えたグループワークが学習姿勢に対して効果的に作用することが推測された。

題目:熊本大学公式Webサイトの構築-CSS等のカスタマイズによるWebサイトデザイン-
著者:坂本 瑞穂, 伊澤 睦, 久保田 真一郎, 永井 孝幸, 松葉 龍一(熊本大学)
キーワード:大学情報発信、オープンソースCMS、CSSカスタマイズ
概要:熊本大学では、全学公式WebサイトのリニューアルをオープンソースCMS Plone4を利用し進めている。Plone4は、リリースされてまだ間がなく、サイトの構築にあたっては、前バージョンとの差異や、CMSをカスタマイズするためのシステム構造等を逐一調査する必要があった。本講演では主に、新サイト構築にあたりPlone4に施したCSSのカスタマイズや、編集ワークフローに基づき発信者ベースでの情報提供を容易にするためのWebテンプレートのカスタマイズ等について述べる。

題目:ICTの仕組みによるクロスディシプリンの実現
著者:村上 学, 本田 宏隆, 佐藤 喜一郎, 野澤 肇, 竹内 謙(東京理科大学)
キーワード:工学教育、教養教育、e-Learning、クロスディシプリン、コンピテンシー
概要:工学教育・教養教育において、多専攻領域にまたがる教育(クロスディシプリン)をICTの仕組みを使って実現する。今回紹介するのは、工学実験でのレポート指導に人文社会系の教員が参画し、データの扱いのみならず、文章の論理構成、表現法などに対して指導を行う仕組みである。指導したデータを学生の不足している能力のコンピテンシーとして蓄積し、e-Learningとして展開する。これによって、レポート作成の単なるスキル習得に留まらない、「考える力」を養成する教育法を目指す。

題目:社会科学系学科におけるコンピュータを活用した統計処理演習の教育効果
著者:石崎 龍二(福岡県立大学)
キーワード:授業評価,分野別リテラシ,統計処理,R
概要:大学入学時までの情報に関する教育と大学でのコンピュータリテラシー教育とのつながりを考察するために、2009年度から継続して福岡県立大学人間社会学部における新入生の入学時のコンピュータスキルとコンピュータリテラシー教育について質問紙調査を実施している。 本学部公共社会学科では、様々なデータの統計処理をコンピュータで行えるスキルが必要である。そこで、1年次のコンピュータリテラシー教育を受けた後のコンピュータを活用した統計処理演習の教育効果について検証したいと考えた。3年次必修の演習科目の受講前後でのExcelや統計解析用のR言語の操作スキルの習得について質問紙調査を行った結果を報告する。

題目:eポートフォリオを使った学修自己評価の取り組み
著者:林 朗弘, 西野 和典, 三浦 元喜, 尾家 祐二(九州工業大学)
キーワード:自己評価 eポートフォリオ
概要:九州工業大学では学生自身による学習成果の自己評価の取り組みを行っている。学期の始まりの一定期 間を使って、学修成果を総合的に学生自身に自己評価させ、今後の学修への取り組み方を考えさせることによ り、学修を自己管理する能力を育成し学生の学修意識を涵養するのが目的である。平成 15 年に紙シートを使っ てはじまったこの取り組みは、学修ポートフォリオシステムを活用した全学的な取り組みに発展している。本発表では、学修ポートフォリオシステムの機能を紹介しながら、九州工業大学における学修ポートフォリオシス テムを用いた学生の学修自己評価の取り組みについて紹介する。

題目:京都大学での実践に基づくFDビデオ教材シリーズの開発と展開
著者:辻 高明(京都大学)
キーワード:FD,ビデオ教材,ティーチング・ティップス集,活動に埋め込まれたFD
概要:本発表では,NHK関連団体と進めている「FDのためのビデオ教材シリーズ」①,②の開発と学内での展開状況について報告する.具体的には,アナウンサーの話し方や伝え方の技術を教員の授業力向上に活かそうと作成したFDビデオ教材①,および,教員団の教科書作りや動画資料集作りなど日常的な集団的教育活動に埋め込まれて存在するFDの発見促進のために作成したFDビデオ教材②の内容について紹介し,学内での展開状況および今後の展望について説明する.

題目:早稲田大学における「User's Guide for PCs and Networks 2011-2012」の改訂と展望
著者:岩間 徳兼, 星 健太郎, 末松 大, 和田 知明, 楠元 範明(早稲田大学)
キーワード:情報教育,情報倫理教育,外国人留学生
概要:早稲田大学ではこれまで,外国学生・帰国生の9月入学に際して,本学が提供するネットワークサービスとそれらの利用のための知識,手続き,利用方法に関する情報や学内ネットワーク利用における注意点,規則,情報倫理に関する情報をまとめた英文冊子「User's Guide for PCs and Networks」を対象学生全員に配付してきた。本発表では2011-2012年度版ガイドの編集における改訂点を紹介するとともに,来年度のガイド編集への展望について報告する。

題目:アカウント連携システムによる統合認証の実現
著者:矢野 孝三, 大塚 秀治(麗澤大学), 園田 哲平(富士通株式会社)
キーワード:統合認証 UPKI LDAPS
概要:学生や教員および事務職員に提供されるサービスが増加する一方、各サービスのアカウントは個別に管理されている場合も多い。ユーザのパスワード忘れへの対応は、窓口業務を多忙にし、授業の進行に影響を与えることもある。 そこで本学では、各サービスの認証を一元的に受ける共用認証ディレクトリを新たに構築し、既存の各認証ディレクトリとアカウントを連携させることによって統合認証を実現した。 また本システムにはLDAPSリバースプロキシサーバを接続しており、学外に向けても認証インターフェースを用意している。これによりアウトソーシングされた学外システムについてもVPNや専用回線等を引くことなく、容易に認証統合を行うことが可能である。通信の暗号化にはUPKIオープンドメイン証明書によるSSLを使用した。 発表ではシステム設計や運用方法などを紹介する。

題目:公衆無線LANを利用したeduroam利用環境整備
著者:早坂 明哲, 滋野 恭子, 奥重 秀彦, 伊藤 高司(日本医科大学)
キーワード:公衆無線LAN eduroam
概要:日本医科大学では学生向けに、2009年4月に学内にライブドア社の公衆無線LANを導入した。2010年3月にeduroam.jpに参加し、代理認証サーバでeduroamの利用を開始した。その後、ライブドア社が公衆無線LANのAPでeduroamが利用できるようにNIIと実証実験を開始したため、本学では公衆無線LANのインフラを利用してeduroamを運用する形態となった。2011年9月、学内に認証用Radiusサーバの運用を開始した。このeduroam参加と、運用形態の遷移について報告する。

題目:ネットワーク教育現場へのIPv6教材の提案
著者:前野 譲二(早稲田大学), 小林 貴之(日本大学), 鈴田 伊知郎(特定非営利活動法人インターネットラーニングアカデミー)
キーワード:IPv6 実践的教材
概要: IPv4アドレスの枯渇が現実となった今年、いよいよIPv6の実用化が進んできている。その際に対応できるエンジニア教育に対応するため、この数年教育分野に主軸を置きIPv6の実践的教材を開発してきた。  また、より教育現場での実用性を高めるため、以前より取り組んできたマルチベンダーへの対応に加え、教育現場での普及率の高い機材への対応も行ったので、ここに報告する。

B11:12/09 (18件)11:15-12:45

題目:奈良高専におけるAndroidを用いたエンジニアリング・デザイン教育の試み
著者:土井 滋貴(奈良工業高等専門学校)
キーワード:Android エンジニアリング・デザイン教育 問題解決型学習
概要:本報告では、エンジニアリングデザイン能力の育成を目的とした専攻科特別実験の取り組みについて報告する。本取り組みでは、Android端末を使った制御装置システムの構築を課題にした問題解決型の学習を行う。課題に対し、グループで仕様書の作成、システム設計、要素設計を行い、システムの構築に取り組む。特に仕様書作成、デザインレビューを重視し、電子情報システムの開発の流れについて体験的に学習することをめざした。

題目:コース管理システム及びそれを基盤とする授業に対する学生の反応
著者:岩崎 日出夫(東海大学)
キーワード:コース管理システム、CMS/LMS、Moodle、授業
概要: コンピュータ実習室を使用する授業では、コース管理システムを授業中に用いることができる。もし、授業の基盤と言えるほど全面的に使用するならば、出欠調査や資料配布などの時間を大幅に縮小できる、自動採点の試験を行うことができる、一斉授業であっても個別授業的な対応ができる、教授/学習の記録が一元的に管理できるなど、多くのメリットを享受できる。しかしながらそれらのメリットは、直接的には教員にとってのメリットであり、使いたいと思うのは教員である。コース管理システムを基盤とする授業を継続的に行うには、学生がどう思っているのかを調査し、把握しておく必要がある。筆者は、過去7学期に渡り、コンピュータ実習中心の情報科目において、コース管理システムを基盤とする授業を行い、各学期末に学生がどう感じたかを調査してきたので、本報告ではその詳細を報告する。

題目:ライティング指導支援環境設計のためのユーザ行動の分析~学生のレポート作成過程実態調査より~
著者:本村 康哲, 金田 純平, 林田 定男, 實渊 洋次, 山本 幾生(関西大学)
キーワード:学習管理支援、eポートフォリオ、システム運用、クラウドコンピューティング、UCD
概要:「卒論カード」は、レポート・卒業論文等の文章作成支援を目的に開発が進められているシステムである。単なる支援を超えて、より効果的な指導を視野に入れた設計を行うには、レポート作成時の行動を適切に把握する必要がある。そこで、学生を対象に行動調査を実施し、ワークモデルおよびシナリオ分析を行った。その結果、学生は文献よりもインターネットや電子デバイスによる情報に依存しがちであることが明らかとなった。

題目:ウェブ環境を用いたライティングセンターの運用~「卒論カード」運用実態調査より~
著者:金田 純平, 本村 康哲, 林田 定男, 實渊 洋次, 山本 幾生(関西大学)
キーワード:学習管理支援 eポートフォリオ ファイル共有システム システム運用 クラウドコンピューティング
概要:ウェブ環境「卒論カード」は、ライティングセンター「卒論ラボ」の予約の他に、指導内容およびそのフィードバックのためのコメント機能を備えている。これらのシステムを実際に運用した結果、効果的な指導が行われていないことが明らかとなった。その原因として、指導者および学習者双方から見たシステムのユーザビリティが低く、ファイル共有機能とコメント機能が有効に活用されていないことが明らかとなった。

題目:教授力向上のためのスピーチ訓練システム
著者:新井 浩(金城大学短期大学部)
キーワード:FD 教授力 
概要:スピーチ訓練を受けていない教員は自分自身の話がどのように受け取られているのか、よく分からない。聞き取りにくい話しぶりだとせっかくの講義内容も学生によく伝わらない。人前で話すためには訓練が必要であるが、自己学習で訓練できるシステムがあると、時間のない大学人でも空き時間に訓練ができる。我々はスピーチの問題点を指摘するシステムを構築する。このシステムでは自分で自分のスピーチを聞かずにスピーチを改善することができる。

題目:4大学連携によるeラーニング型教員免許状更新講習について
著者:森 祥寛, 佐藤 正英(金沢大学)
キーワード:eラーニング,遠隔教育
概要:金沢大学では,東京学芸大学,愛知教育大学,千歳科学技術大学と4大学の連携によりeラーニングによる教員免許状更新講習を行っている。 本講演では,どのようなどのような組織を立ち上げて,どのような教材を提供して,どのように運営しているかを,事務局の立場から講演する予定である。

題目:大学評価担当者集会で行った「IRとITスキル」ワークショップの報告について
著者:田中 要江(九州大学)
キーワード:機関調査 IR ITスキル 大学評価
概要:日本の高等教育会において、機関調査(IR)は教育改善(学生アンケートなどの主観データと、成績情報などの客観データを組み合わせて、学生の生活実態を洞察する)と、大学評価(認証評価や自己点検評価において自己評価記述を裏付ける客観データを整備して、質保証や大学経営の基礎データとして活用する活動)の2つの観点から注目されています。このようなIRを大学の運営や経営に取入れるためには、その活動に必要な情報を分析するITスキルを身につけ、様々な課題を解決に導くよう提案・実行する力が重要となっています。今年9月に行われた大学評価担当者集会では、上記のような情報分析や課題の提言を疑似体験して頂けるようなワークショップを行いましたので、その報告を行います。

題目:倫倫姫プロジェクト: 多言語情報倫理 e ラーニングコンテンツ の開発と運用
著者:上田 浩(京都大学), キース ベアリー, 牧原 功, 久米原 栄(群馬大学)
キーワード:情報倫理教育、情報セキュリティ教育、eラーニング、WBT、教材開発
概要:日本語、英語、中国語、韓国語に対応した多言語情報倫理e ラーニングコンテンツの開発と運用について報告する。群馬大学では、本コンテンツによる情報倫理教育が学生教職員問わず全学的に実施されており、教育内容の標準化、質の保証ならびに自学自習の環境を実現したことに加え、増加を続ける留学生に対応することができた。

題目:高校生はICT活用型授業に対してどのような印象を持っているのか?
著者:河野 賢一, 窪 俊一, 和田 裕一(東北大学)
キーワード:教育の情報化 高校生 因子分析 ICT活用型授業
概要:オープンキャンパスに参加した高校生を対象に質問紙を配布し、授業でICT機器を使用することに対しての印象について調査を行った。設定した12の質問項目に対して因子分析を行ったところ、「肯定的評価」「学力向上感」「教育効果に対する懐疑心」の3因子が抽出され、「肯定的評価」と「学力向上感」の間には中程度の正の相関が認められた。また、「肯定的評価」と「教育効果に対する懐疑心」の間には弱い負の相関が認められ、授業でのICT機器の使用に対して肯定的な人であっても、教育効果については必ずしも肯定的な印象を持つわけではないことが示唆された。

題目:組込み技術教育におけるスキルの可視化と質保証システムの開発
著者:野口 健太郎, 杉本 和英, 山田 親稔(沖縄工業高等専門学校), 與那嶺 尚弘(仙台高等専門学校), 佐藤 淳(鶴岡工業高等専門学校)
キーワード:カリキュラム,学習管理支援,eラーニング
概要:近年,高等教育機関において「質保証」や「可視化」の重要性が認識され,種々の議論が行われている. 我々は,平成21年度文部科学省の大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラムの「超広域連携に立脚した高専版組込みスキル標準の開発と実践」(K-Skill)を10高専が連携して取組んでいる. これは,組込み技術分野に対して,高専生が卒業時に必要とされるスキル標準を関係する産業界と連携して策定している. 具体的な教育は,高専はそれぞれ異なるカリキュラムを実施しており,このスキル標準に関わる授業を必ずしも受けることはできない. そこで,個々の高専で開講されていない授業については,eラーニングを活用して実践する. そして,策定したスキル標準に対応した通常の授業およびeラーニングの進捗状況は,開発したスキル管理システムにより管理している. また,修得したスキルの理解を測定するために,策定したスキル標準に対応した試験システムも開発しており,これとスキル管理システムの連携により,スキルの修得状況の可視化を実現している.

題目:数学eラーニングシステムSTACKの日本語化総括と活用事例
著者:中村 泰之(名古屋大学), 中原 敬広(三玄舎)
キーワード:数学eラーニング,STACK,Moodle
概要:我々はこれまでの3年間,イギリスのバーミンガム大学で開発され,Moodleと連携する数学eラーニングシステムSTACKの日本語化に取り組んできた。現行バージョンの原型となるSTACK2.0の日本語化について,2008年の情報教育研究集会で初めて紹介し,普及に取り組んできた。本発表では,これまでの日本語版開発の総括を行うとともに,最新版の紹介,さらにいくつかの大学でのSTACK活用事例について紹介したい。

題目:クロスメディア教材としての電子書籍化への試み
著者:児島 完二(名古屋学院大学)
キーワード:電子書籍、クロスメディア
概要:名古屋学院大学経済学部では2009年に冊子として『経済学部生のための基礎知識300題』を作成・配付した。その後、これをクロスメディア教材へと発展させるため解説動画の作成やCCSでの練習問題の充実を継続してきた。今回、これらをiPad用の電子書籍として統合し、プロトタイプを作成した。組織的な取組を紹介するとともに、今後の経済学の初学者向きの教材としての活用方法を探る。

題目:潜在ランク理論に基づくアダプティブテストの開発とシミュレーションによる特性分析
著者:秋山 實(東北大学大学院)
キーワード:CAT,LRT,潜在ランク理論,テスト理論,Moodle
概要:荘島が提案した新しいテスト理論である「潜在ランク理論(Latent Rank Theory:LRT,当初ニューラルテスト理論と称していた)」(荘島, 2007)に基づくアダプティブテスト(Computerized Adaptive Test:CAT)は,未だ実装されていなかった.そこで,オープンソースソフトウェアのeラーニングプラットフォームであるMoodleのプラグインとしてLRT-CATを開発した. このプラグインは,Moodleのquestion bankを利用してテストが実施できるほか,シミュレーション機能を持ち,小規模なアイテムバンクの場合はアイテムバンクを構成するアイテムの特性と分布にCATの性能が大きく依存するため,シミュレーションによって使用するアルゴリズムを選択ことができる. このCATで使用できるアルゴリズムは,項目選択にUrry's/Maximum Fisher Information,能力推定にMaximum Likelihood/Weight Likelihoodの各アルゴリズムから選択できる. 200アイテム程度の2組の小規模なアイテムバックでシミュレーションした場合のLRT-CATの動作特性を示すとともにデモンストレーションを行い,プラグインを配布する.

題目:経済学部におけるマルチシート方式シンクライアントの利便性について
著者:尾崎 泰文, 阿部 順一, 秋山 修一, 生方 雅人, 皆月 昭則(釧路公立大学)
キーワード:PC教室 シンクライアント
概要: 釧路公立大学では学生が使うPC教室端末の入れ替え候補として、Windows2008Serverに実装されているマルチシート機能を使ったシンクライアント方式を実験的に導入した。本稿では経済学部のPCとして求められる最低限の機能としてOffice製品やインターネット検索を多くの学生が同時に行った場合の快適性等について実際に教室を利用した教員から聞き取りを行い、その結果を報告する。

題目:Windows ThinPCを用いた画面転送型シンクライアントの運用実験 ― 旧式PCの再利用 ―
著者:松井 聴治, 佐藤 隆士(大阪教育大学)
キーワード:画面転送型, RemoteDesktop, Windows ThinPC
概要: 大阪教育大学では、学生が自由に使える端末の一部を買取り機器で運用している。買取り機器は更新がないため、購入後時期を経ると、起動時間の長期化などの利用時にストレスとなる事項が増え、利用者の利便性は低下してゆく。  本研究では、購入したサーバと、購入後7年目となる利用端末を用いていた運用実験である。サーバにはVMware vSphere Hypervisor上でWindows7を提供する。各クライアントには、Windows ThinPCを導入し、画面転送型シンクライアント環境を構築している。(1)構築の際に小回りの利く方法について模索した、(2)端末の休止状態を活用しながら利用者の着席から利用開始までの時間短縮を行った点に特徴を有している。

題目:複数拠点を有する大学情報システムの構築と運用
著者:林 治尚, 馬越 健次, 太田 勲(兵庫県立大学)
キーワード:ネットワークシステム・システム運用・大学情報システム
概要:兵庫県立大学では、県内各地に拠点が点在しており、これらを結び、教育および研究のインフラとなる各種情報システム(統合認証システム・ネットワークシステム・情報処理教育システム・遠隔授業システム・学生授業システム・図書システムなど)を統一的に導入し稼動している。これら情報システムの構築・運用および課題点などについて報告する。

題目:金沢大学における情報システム融合化の試み
著者:高田 良宏, 東 昭孝, 笠原 禎也, 二木 恵, 松平 拓也, 森 祥寛(金沢大学)
キーワード:ワンライティング,ワンストップサービス,情報システム融合化,データ連携
概要:本学では,全構成員に対する利便性の向上,蓄積されるデータの信頼性確保と利活用,および,情報システム構築・運用にかかるコストの削減を目指し,ワンライティング化,ワンストップサービス化に向けて情報システム融合化を進めている.SSOシステムと全学向けポータルサイトの構築を進めると共に,全構成員の基本情報の一元管理,関連するデータベース・情報システムの集約,情報システム間のデータ連携の再構築等を進めている.本稿ではその取り組みの概要を報告する.

題目:Ethernet Switchを用いた簡易室温警告システムの運用
著者:大塚 秀治, 矢野 孝三(麗澤大学), 柴田 裕士(株式会社富士通エフサス)
キーワード:ネットワークシステム システム運用 危機管理 節電
概要:2011年3月11日に発災した東日本大震災の影響を受け使用電力量の制限が行われ、学内情報システムも節電を行うことが求められている。その影響で学内のさまざまな場所で空調能力が制限されてた運用となっている。このことによりLANを構成するネットワーク装置を収容するラックの温度上昇が避けられない。一般的なネットワーク機器は一定の温度を超えると機能を停止させるが、機能が 停止してしまうと状況把握に手間取ることになる。そこで、本研究ではEthernet SwitchのMIBを利用することで、温度計測機器が整備されないエッジレベルのラック監視を行い、温度が上昇した場合に は管理者に電子メールで警報を送るシステムを開発した。発表では開発の詳細と運用方法などを紹介する。